On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-02-02 07:00:40
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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国会が開会すると、とにかく朝が早い  公務日程が早くから毎朝続きます


( これは実は昨日です。自由民主党の外交部会で外務省に、中国の不埒なブイを撤去するよう求めて発言しています。いつものように、知らない間に杉田水脈代議士が撮ってくださっていたのを、 ” 発見 ” しました。昨日2月1日の動きはこのエントリーにあります )

▼朝について、不肖わたしには事情がみっつあります。
 ひとつは、自宅が国会議事堂や自由民主党本部から遠いことです。

 ほかの国会議員の大半は、至近距離の議員宿舎から来られます。
 しかしわたしは民間時代が長かったので、都内に自宅があります。都内に自宅があると、たとえどんなに忙しい議員であってもそんなことはまったく関係なく議員宿舎には一切、入居することができません。

 政治記者の時代に、都内に自宅があるのに議員宿舎も確保している議員が居るのを知っていました。
 わたしは、あまりにも当然のこととして、そんな狡いことは致しませぬ。
 したがって、たとえば朝8時からの部会に出ようとすると、ほかの議員より相当に早く自宅を出ないといけません。

 ふたつめ。
 夜中から未明に、大きな時差のある海外と、自主による動きとして安全保障や外交をめぐって交渉したり、議論したりしています。

 みっつめ。
 献金を受けず、パーティを開かず、団体支援をお断りし、後援会もつくらず、派閥・グループにも属さないないで居るために、たとえば自主でおこなう海外出張の費用が足りません。実際は足りないどころじゃないです。飛行機を予約することも、そのままでは不可能です。
 そこで、プロフェッショナルな作家として懸命に、夜半から未明にかけて、原稿を書きます。
 国会の開会中は特に、その時間帯しか原稿を書く時間はありません。
 ふたつめの自主型外交と、同時進行です。

 この3つの事情で、連日の早朝からの公務日程は、かなりの重荷になります。夜明けのフラッシュ仮眠 ( 勝手な造語です。猫は、フラッシュのような睡眠を上手にやりますよね )というやつが出来なくなりますから。
 そこへ昨日のように、トンデモ早朝のニッポン放送などがあると、余計にどーんときます。
 虎ノ門ニュースも、番組に参加するときは朝早いです。

 しかしこれらの一切合切は、おのれで決して引き受けていることです。
 何の問題もありませぬ。



▼何の問題もありませぬが、ちょっと気を許すと、自宅が遠いだけに、公務日程に遅刻したりするリスクがあります。
 国会日程は、多くの主権者のイメージと違うかもしれませんが、時間が非常に厳格です。
 大袈裟でなく、1分1秒の遅れも許されません。
 そこで、自分で決めて甘受している3つの上記の理由を考え、初当選以来ずっと、誰よりも早く来ることを続けています。
 これをやっていると、遅刻など起きようがありませぬ。

 すると、こうした無人の国会に到着することになります。
 しかし、国会議員は居なくても、事務方はちゃんと裏で働いておられるのです。わたしが何かいいことをしているのではありませぬ。事務方のみなさんの努力を考えれば、何でもないことですね。

 努力家と言えば、議員会館の青山繁晴事務所の学生インターン、増野優斗くん19歳もそうです。
 彼が国家国民のためになると信じて続けている努力の結晶、ショート動画を、もしもよろしければ視てやってください。ここです。





 
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