On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-03-05 03:20:29
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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「背骨が欠けているのは首脳陣や幹部です」と、覚悟を持って、発言しました



▼きのう3月4日月曜の夕刻から夜にかけて、自由民主党の本部で「背骨勉強会」と名付けた会が開かれました。
 党の「中央政治大学院」が主催する、新しい会の初回です。

 衆議院の当選4回まで、参議院の当選2回までの議員、それにまだ当選していない次期選挙の立候補者を集めて、「党の背骨を作り直す」という趣旨です。

▼講師として招かれた齋藤健・経産大臣が、日露戦争から真珠湾攻撃までの歴史について話されたあと、質疑応答に入り、わたしは最初に発言しました。
 熱意を込めて講演された、旧友でもある齋藤さんと、政治大学院の院長として新しい試みをされた遠藤利明・元五輪担当大臣に、礼儀を尽くしたあと、こう述べました。

「背骨をつくり直すべきは、当選回数が少ない議員や、これから当選なさる候補者のみなさんでは無くて、現在の自由民主党の首脳陣や幹部です」

「自由民主党のほんらいの背骨とは何か。それは、はっきりしています。西暦1955年に結党したとき、自主憲法の制定を掲げた、それです。以来、69年間の党史を重ねて、うちおよそ65年、政権に居ながら、自主憲法の制定どころか一字一句変えられず、国民投票にかけて主権者・国民にお聞きすることも、一度も、行うことができないでいる。その間、自由民主党をジミントウと言い換えるうちに、退廃と変質を招きました。このことを、まさしく勉強すべきです」

「これも踏まえて、次回以降は、戦前史よりまず、戦後史、自由民主党の政権と大半が重なる、アメリカに負けたあと現在に至る歴史をテーマにしてくださるよう要請します」



▼会場は党本部の最上階、いちばん広い、小ホールのような部屋です。
 会場に入ってから30分ぐらいの間は、こうでした。まだ空いた席が大半です。

 しかし、参加を党本部から要請されたのは、当選回数の少ない議員と、これから当選を目指す若手候補者ですから、間違いなく満席になるだろうと考えていました。



▼開会近くになると、満席になりました。
 開催のために努力されてきた党の職員のみなさんによると、100人を超えているそうです。

( ※ ちなみに、国会の朝の日程開始でも多くの場合、いちばん早く来ることについて「国会の職員が迷惑しているのじゃないか」という書き込みがありました。
 善意の書き込みです。
 ただ、わたしがそういうことを考えていないと思われますか ?
 国会の職員のみなさんが通常通りに出勤される、その時刻をよく考え、また職員のみなさんに直接、迷惑にならないかどうかをお尋ねしたうえで、主権者の代理人の姿勢として、できるだけ早く出ています。
 都内に自宅のある者は、国会や自由民主党本部に至近の議員宿舎に住む資格がないというルールも当然、守っていますから、遅刻を絶対にしないためにも、そうです。
 初当選した最初から足かけ8年、そのようにしています。
 ・・・こうした書き込みも、多いです。あくまで善意によるものです。自然なことです )

▼これから当選を目指す方々は、知己のひとも、初対面のひとも、広い会場のいちばん後ろ、いちばん隅っこにあえて座っていたわたしのところへ、多くわざわざ挨拶に来てくださいました。
 わたしは、この「背骨勉強会」を主催した党中央政治大学院の副学院長を、前期までは、連続で務めていましたから、さまざまな勉強会の講師も不肖ながら、務めました。
 その話を聴かれたという方も、何人かいらっしゃいました。

 清新な表情をなさった、この方々のためにも、決然と覚悟を決めて、発言しなければならないと、開会を待ちながら考えていました。



 日本に栄光あれ。
 日本国民に幸あれ。

 このときの模様や考え方は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次の収録で話します。
 明日、3月6日の水曜に、どうにか時間を取れるのではないかという見通しです。





 
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