2024-05-03 22:21:55
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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いま現地時間の午前3時21分です 闇の海から、波の音が聞こえます 昼間、アメリカ海軍太平洋艦隊司令部で艦隊司令官と深い部分へ達する議論を交わしました
▼長身で大きな手のスティーヴン・ケーラー米海軍太平洋艦隊司令官と会談前に、公式の写真撮影がありました。
会談を終えて辞去する際に、その写真がもうできあがっていて、艦隊司令部から渡されました。
そのときケーラー司令官が、わたしに贈る写真にみずからサインなさり、わたしが同じ写真にサインして、ケーラー司令官に贈りました。
民間の専門家時代から長いあいだ、米国ハワイ州の真珠湾にあるこの太平洋艦隊司令部と、その上部機関である米軍インド太平洋軍司令部を訪ねて、時の司令官や幕僚たちと本音の議論を交わしてきました。
公式の写真撮影も、常にありました。
しかし、こうやって写真を2枚用意させて、たがいにサインして交わすというのは初めてです。
ケーラー司令官のお人柄ですね。
ケーラー海軍大将は、F-14トムキャットや、F/A-18スーパーホーネットといった空母艦載機の戦闘機乗りから始まり、第9空母打撃群で指揮を執って、4月4日に、この太平洋艦隊司令官に就任なさったばかりです。
▼会うと、前置きなしにいきなり中国の独裁主義、拡大戦略に日米はどのように対峙するかという具体論に入りました。
この率直さも、ケーラー司令官の良き個性だと考えます。
議論はいつも通り、通訳を挟まず米語で直におこないましたから、時間をフルに使うことができました。
テーマは、台湾、南シナ海、尖閣諸島、そしてアジア全体に及びましたが、その中身は、すみません、一切明らかにできません。
ただ、会談には、米軍の幕僚たちに加えて、わが自衛隊の連絡将校のかたがた、それに日本国外務省の高官も同席なさっていますから、会談内容はすべて、防衛省・自衛隊、外務省をはじめ日本政府に伝わっています。
これは、わたしが民間の専門家時代から変わりません。
自主出張であっても、その成果は、きちんと国益に資するようにしています。
▼全世界に展開する米軍のなかでも、この真珠湾から指揮統制する太平洋軍 ( 現在は正式にはインド太平洋軍 ) はもっとも強力で枢要な存在です。
そのトップであるジョン・クリストファー・アキリーノ司令官 ( 海軍大将 ) が軍を退役なさり、それに伴って首脳陣に大幅な異動がありました。ケーラー海軍大将の太平洋艦隊司令官への昇格も、その一環ですね。
自衛隊にとっても、ケーラー司令官の新しい指揮ぶりとその戦略観は、重大関心事です。
安全保障の専門性を持つ国会議員として、ケーラー司令官と本音をぶつけ合って、その内容が防衛省・自衛隊に入るのは、このタイミングにおいて特に極めて重要です。
このタイミングとは何か。
中国が、専制色を強める習近平国家主席のもとで、軍国化を急速に進め、特に海軍力の異様なまでの増強を図り、おそらくは盗んだ技術でカタパルト ( 艦載機を空母から打ち出す装置 ) を初めて備えた第3の空母「福建」の試験航海を始めたという、このタイミングです。
▼肝胆相照 ( かんたん・あい・て ) らしたアキリーノ司令官が退役なさる前にぎりぎり間に合うように真珠湾を訪れてお会いし、いったん国会へトンボ帰りしてから、再び真珠湾を訪れて、このケーラー太平洋艦隊司令官にお会いしました。
これがことしのわたしの連休です。
アキリーノ司令官との最後の正式会談の様子は、軍事機密に触れない、人間的な部分に絞って「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここ / 数十秒で完結するショート動画はここ ) でお話ししました。
まもなくアップされます。
その「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新分は、円安をめぐって日銀が秘かに、いや半ば公然と利上げを画策していることを強く批判しています。
これです。
大幅で急激な円安は、たとえば今、海外に居るわたしにとっても大きな影響があります。
ただでさえ、苦しい、ほんとうに苦しい自主出張の費用負担がさらにのし掛かっています。
しかし、日本の中央銀行がそれを利上げで変えようとするのは、間違いです。
また円安は、大騒ぎするだけではなくその肯定的効果をも含め、冷静に考えねばなりません。
▼きょうは、ワイキキの陸軍記念館に、志ある主権者のみなさん ( インディペンデント・クラブ / IDCの会員 ) を案内して解説します。
その次は、真珠湾の、上述の米軍司令部群と道を挟んだ反対側にある、戦争記念施設を回って、やはり解説する予定です。
そして日本へ帰れば、近づく総裁選をめぐって水面下の緊張が高まる日々になります。
それを含めて、みなさんと直に対話したく思います。
ひとつは6月に名古屋で開く独立講演会です。ここです。あるいは、このボタンを押されて質問を書き込んでください。
もうひとつは、5月に大阪で開く「支部総会」です。
支部とは、わたしが支部長を務める自由民主党の支部です。
現状の日本政治と自由民主党の腐った部分をを変えるためにこそ党員になられている主権者と、これから『嫌だけどなろうかな』とお考えの主権者のために開きます。ここです。
お逢いしましょう、米軍のトップも、主権者のみなさんも、とにかく逢うことが現状打破の始まりです。
アメリカ海軍太平洋艦隊司令部の長い知友の幕僚のひとりに「青山サンが総裁選に勝つことを強く願っているよ」と別れ際に言われました。
公式見解ではもちろんありませぬ。彼個人の考えと友情の発露です。
★こうやって、こちらの真夜中から未明にかけてブログを記していたら、尖閣諸島で海洋調査を敢行したときの動画がアップとなりました。
オールドメディアでは、稲田さんは行ったと報じても、わたしを含めほかの議員はまるで行かなかったかのようになっていますね。予想通りです。わはは。
しかし、ほんとうは、こうでした。