On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-05-12 03:45:08
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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戦う

▼実は心身ともに疲弊しきった状態で、会場の、東京は有楽町の読売ホールに入りました。
 きのう5月11日の土曜、第150回の記念すべき独立講演会です。

 ところが、舞台の袖から、日本の唯一の主人公である主権者のみなさんの前に出た途端、おのれの深奥から、ほんらいの男が立ち上がって、われながら圧巻と感じるエネルギーが噴き出てくるのが分かりました。

 わたしは、主権者と共にこそ、拠って立つからです。

 派閥無し、親分無し、支持団体無し、後援会無し、後援会長無し、献金無し、パーティ無し、オールドメディア推し無し、無い無い尽くしだからこそ、主権者はわれと共にあり。

▼これまでの独立講演会よりずっと早く、舞台から降りて、みなさんの只中へ入りました。
 ちょっと見にくいかも知れません。画面真ん中の、ちょい右下に立って、みなさんと魂の対話です。



▼すこし身体を引いて、会場のどことも眼が合うようにしました。



▼読売ホールは、会場の左右にスロープ状の座席があります。
 そこを使って、みなさんと直に触れあいながら、2階席へ進みます。



▼2階席で、ほんとうにみなさんの間近で話します。
 こうすると、1階席から見えず、特に1階席の奥からは、まったく見えないのが気がかりです。

 きのうは、その1階席の右奥、いちばん後ろの席に10歳の日本女子、13歳の日本男子の最年少ふたりの兄妹がお母さまと一緒にいらしていて、見えない時間が申し訳なかったです。

 ふたりの名前は、漢字ごと覚えていたので、講演の最初にお呼びしてみなさんの拍手を受けてもらいました。
 同時に、最年長の93歳の日本男子も、覚えていたお名前をご紹介して、やはり盛大な拍手をいただきました。
 93歳のかたは、わたしがすこし遠慮しつつお願いしたのに応えてくださって、すっくとお立ちになりました。凄いです。

 講演の後半に、1階席のいちばん後ろまで行き、兄妹に話しかけました。
 ふたりの名前を覚えていたのを、お兄ちゃんも、妹さんも喜んでくれて、それが嬉しかったです。

 参加者は、千人をかなり超えています。
 その総参加者数も、年齢の広い幅も、いつもの独立講演会とおりです。



▼ふたたび、正面に戻ってきました。
 手にしているのは、みなさんから頂いた全ての質問です。

▼今回は、すこしやり方を変えて、冒頭から、みなさんの質問を組み込んで、お話をしました。
 そのあと、膨大な数の質問のなかから、勝手ながらいくつかを選びながらお答えしていきます。
 質問は、この独立講演会が終わるまでは、ほんとうに全質問を頭にしっかりと入れています。
 だから、冒頭から、質問を織り込みながら話すこともできます。

▼しかし、ほんとうは、わたし自身にとって、ほとんどの講演会が失敗講演会です。
 きのうも『もっともっと質問を読みあげたかった』という悔いが、帰り道に、胸を噛みました。
 他人は攻撃しない、個人攻撃もしない、しかし志ある主権者がいつもバイアスのない情報に接していてほしいという、祈るような願いも、どこまで伝わったか、分かりませぬ。



▼これは18歳の大学新入生と、対話しています。
 この対話を、会場の隅っこで、議員会館の青山繁晴事務所で学生インターンを務める、国士の増野優斗くんも聴いていました。
 あとで、気がつきました。



▼これはその対話を別角度から撮っています。
 そうです。優斗くんが撮影してくれていました。優斗くんはこの日、ボランティアでスタッフを務めてくれていました。
 そのほかの写真は全て、やはりボランティアでスタッフを務めてくれている和歌山県庁の国士、桒正倫 ( くわ・まさみち ) さんの撮影です。

▼独立講演会の写真は、主宰者の独立総合研究所の判断で、撮影ができません。
 ただ、講演会のスタッフだけは、撮影が認められています。

 いつも申しているとおり、わたしは8年前の最初の選挙の途中で、みずから判断し、独立総合研究所の代表取締役社長・兼・首席研究員を辞め、創業者株も全株、無償で返上しています。もうこのシンクタンクとは無関係です。
 独立講演会も、講演そのものだけを、独立総合研究所から業務委託されて引き受けています。
 講演会の運営には、写真撮影の可否を含めて一切、タッチできません。

 それは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR/ここ  )も同じです。レポートの中身づくり、すなわち・・・レポートのその号で何を主権者に伝えるのかの企画、そして情報の収集と分析、執筆、推敲と全文の仕上げ、そこまでを委託されていて、全て、わたしひとりだけで行います。
 しかし会員制レポートの運営には、一切、やはりタッチできません。

▼これは、わたしが参議院議員となり、独立総合研究所を退社したときに、弁護士事務所および会計事務所と、わたしが去ったあとの独立総合研究所が協議して決定となったことです。



▼午後3時ちょうどに開始して午後7時半過ぎまで、4時間半とすこし、わたしなりに心血の一滴までを注ぎ、主権者のみなさんもよくぞ、最後まで一緒に考えていただきました。
 魂から感謝しています。



▼独立講演会は、その内容が、ただのひとことに至るまで、決して外へ漏れないことが絶対条件です。
 漏れると、主宰者の独立総合研究所が法的措置を執ります。
 これまで13年のあいだ、事故は起きていません。
 参加者の高い志と、モラルのおかげです。深い敬愛を感じます。



▼来月は、みんなも、わたし自身も待望久しかった名古屋での開催です。
 ここです。あるいは、このボタンを押されて質問を書き込んでください。

▼独立講演会に参加できない主権者のみなさんにも、必要な情報を伝えねばなりません。
 独立講演会や東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の水面下情報は、無条件ではお伝えできません。
 同時に、無条件でお伝えできるギリギリを探りつつ、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここ / 数十秒で完結するショート動画はここ ) の収録と公開をおこなっています。

 真珠湾にある米軍司令部での議論と終えて帰国したあと、直近に収録できたのは4本です。

 1本目は、「政策活動費の廃止を  ! 」。すでにここにアップされています。
 2本目が、「護衛艦いずもドローン事件の真相」。ゆうべ、ここにアップしました。

 3本目が、「これが中国の歴史破壊工作だ」。明日の月曜夜にアップの予定です。
 4本目が、「中国のブイすら放置が外交か ?! 」。あさっての火曜夜にアップの予定です。

戦う。


 そうです。主権者のみなさんと、戦う。
 独立講演会から一夜が明けていく、きょうの日曜未明に、わが胸にあるのはそれです。






 

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