On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-06-12 17:28:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【ブログ連打の3】  プライマリー・バランスの記述に反対しました



▼きょう6月12日水曜の午後から夕方にかけて、自由民主党本部で「骨太の方針」つまり、経済財政運営の基本方針が議論されました。
 凄まじい数の議員が集まりました。

▼わたしは例によって早く行ったので、前の方にいて、早く当たりました。
 このように発言しました。

「プライマリー・バランス ( 基礎的収支 ) を来年度の2025年度に黒字化する、と書いてあるが、できるんですか。
 無理をすればできるかもしれない。しかし日本経済が滅茶苦茶になってしまう。
 それは安倍総理が予算委員会で、まさしくそのように答弁なさって議事録にあることでもある。
 自由民主党は、積極財政派と緊縮財政派 ( 財政健全化優先派 ) に分かれて議論している。
 その議論はこれからむしろ本格化する。
 しかし、財政健全化優先派であっても、来年度にプライマリー・バランスが黒字化する、と思っている人は居ないでしょう。
 できもしないことをできるかのように書くのは、たいへん、良くない。自由民主党への信頼が余計に下がる。
 このような明記は変えるべきだ。せめても、これから議論すると書き換えるべきだ」

▼烈しい拍手が起きました。
 しかし、「このままの表現にしてくれ」と岸田総理のご意向に沿う反論をなさる議員も居ました。
 わたしは、防衛省と重要な議論をする約束があり、そのあとは欧州の重要国の大使と議論する約束でしたから、この長丁場への参加を、1時間40分で打ち切って、議員会館へ戻りました。

 会場を出るときに、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) メンバーの元閣僚が「あの発言は全く正しい。よく言ってくれた」と声を掛けてこられました。




「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです。世界の森羅万象を、20歳の日本男子の問いに応えて、20秒から40秒で表現するショート動画はこれです ) の最新分の紹介を、さらにひとつ。
 韓国海軍が、日本の哨戒機にレーダー照射をして海上自衛官の命を危機に晒したながら、嘘をついて「無かった」と言っていることを、まさしく無かったことに、日韓防衛大臣会談でしてしまった・・・その誤りを糺しています。
 これです。




 
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