On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-07-15 18:44:28
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【追記しました】  この頃、国防部会でショックを受けることが多いです


 
▼写真は、7月10日水曜の朝に、自由民主党本部で開かれた国防部会と安全保障調査会の合同会議」です。
 ひとことに略して言うと、国防部会です。

 国会はとっくに閉会しています。次の国会は、秋の臨時国会でしょう。
 しかしこの部会には、かなりの数の衆参両院議員が、その多くは地元から上京して参加されました。
 わたしは地元をつくらない主義なので、ふだんと同じです。

 ちなみに、わたしのお隣は、党組織運動本部長の金子恭之 ( やすし ) 代議士 ( 熊本4区 ) です。
 わたしは、組織運動本部の副本部長ですが、部会の着席は完全に自由なので、偶然にこうなっただけです。
 ふだん明朗闊達な金子本部長が、沈痛な表情をなさっていたのが印象に残りました。

▼金子組織運動本部長をはじめ、主権者に直に選ばれている他の議員の胸中を勝手に、安易に推し量ってはいけませんが、国防部会の議題に衝撃的なものが含まれていたことが影響しているのではないでしょうか。

 この朝の議題は、主要なものだけでも、4つありました。
 部会で示された資料によるとー
(1) 潜水艦修理契約における不適切な行為及び隊員の規律違反の疑いについて
(2) 海自SH-60Kの墜落事故を受けた現状について
(3) 人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会について
(4) 防衛省AI活用推進基本方針及び防衛省サイバー人材総合戦略について
(5) その他

 (1) は、海上自衛隊と防衛省の根幹にかかわる不祥事です。
 (2) は、海上自衛隊の数ある作戦のなかでも、もっとも重要な一つASW ( 対潜水艦戦 ) で起きた、海上自衛官の命を奪う深刻な事故です。

▼参加者と議題が多いことから、わたしは、他の議員の質問時間も確保するために、(2) のASW事故に絞って、政府に問いました。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」この放送で、それを再現しています。
 よろしければ、ご覧ください。
 サムネイルは「海自ヘリ衝突 えっ 気づかなかった?」です。30年ほど、日本の安全保障に関わってきたわたしの、正直な本音です。

▼トランプ前大統領が狙撃された事件は、もちろん、わたしにとっても衝撃です。
 ただ・・・ありのままに申せば、事件そのものは驚きませんでした。
 これがアメリカです。常に、アメリカです。バイデン大統領が「アメリカでは意見の違いを投票で解決する」という主旨を仰ったのは、現実ではないと言わざるを得ません。理念を仰ったという意味では理解します。しかし事実とは異なります。

 二十歳の容疑者が使ったAR-15は、これまでアメリカで頻発した乱射事件で多く使われてきた武器です。
 これをアメリカ社会ではふつうに、合法的に買って所持できるのです。
 弾丸の速度が速く、射程距離も長く、そのために乱射事件に多用され、犠牲者も多い。流れ弾による被害も大きい。
 今回も流れ弾でアメリカ国民が犠牲になられたのも、この武器で繰り返されてきた事実の悲痛な一環であり、お悔やみを申しあげるとともに悲惨なアメリカの暴力の歴史そのものです。負傷されたトランプ前大統領にも、日本の国会議員としてお見舞いを申しあげます。
 
 議員会館の青山繁晴事務所の学生インターン、増野優斗くんから、三浦麻未公設政策秘書を通じて「トランプ前大統領銃撃事件について、緊急に、ショート動画を撮りたいです」と申し入れがあり、即、受けました。
 明日、連休明けの7月16日火曜に、収録する予定です。
 国会が閉会していても、日々、国会に出ていますから。
 優斗くんの志、いいですね~。
 ショート動画は、ここに並んでいます。1本あたり、20秒台から、長くても40秒台です。





 
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