On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-08-03 02:14:41
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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みなさん、9月5日木曜に、よろしければ、これがみなさんの手に渡ります



▼版元によると、定価は、まだ決まっていないとのことです。



▼今回も、本文の全文を書くだけではなく、本づくりそのものにも参画して、表紙デザインの原案をつくり、編集者の要請を受けて帯のコピーも書きました。

▼安倍晋三さんをよもやの警護ミスによる暗殺で喪って、2年のあいだ苦しみ抜いて、それでも書くことは諦めなかった本が、ようやく現実に姿を現します。

▼原稿は、暗殺から2年と20日後の、7月28日日曜の午前11時05分に全文脱稿しました。
 これ以上、遅れたら、出版スケジュールが全部崩れるという限界ぎりぎりでした。

 400字詰め原稿用紙換算で407枚に及ぶ、大部の原稿が、版元の印刷チームの努力で、あっという間に初校ゲラ ( 仮印刷 ) になって戻ってきました。
 国会がなくても続く公務と格闘しながら、そのわずかなスキマ時間に、初校ゲラの赤ペン入れ ( 直し ) を、8月1日木曜の午後5時10分ごろに完成させました。
 これも、ぎりぎりのぎりぎりでした。

▼生まれながらの仕事である作家を続けることは、五観のなかの特に人間観を鍛えあげました。
 そして国家観、歴史観、政局観、経済の相場観も、さらに成熟させることに、役立ってきました。

 8年前からの国会議員の公務に、不肖わたしとしては、作家であり続けることが良き反映をもたらしている実感があります。
 人間観の成熟がなければ、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 )  が100人規模になることは無かったと思います。

 原稿はいつ書くのか。
 今のわたしの時間は、そのほとんどが公務に捧げられています。当然のことです。
 公務の動かない深夜から未明の時間を活かすのですが、実際は、日本の深夜と未明に、世界は動きますからそれにすべてリアルタイムで対応し、対応するだけではなく、こちらから日本の国益のために働きかけていくから、そうした時間も、ごく一部しか使えないことが多いのです。
 したがって、深夜から夜明けだけに書くだけでは足りませんから、揺れる車中で、電話による交渉などを除いたわずかな時間に1枚を書き、待合室のわずかな時間に2枚を書き、人を待つわずかな時間にまた1枚を書き、その積み重ねが、400字詰め換算で589枚となり、それを苦しんで苦しんで削り込み、407枚に削り込んで、版元に大いなる迷惑をかけながら締め切り日時を何度も何度も延ばしてもらって、ようやく、結果を出しました。

▼扶桑社の印刷チームのみなさんが、ぼくの手を入れた初校ゲラを、再びあっという間に再校ゲラ ( 仮印刷パート2 ) にして戻してくださいました。
 おかげで、あす日曜夜からのアフリカ出張に、その再校ゲラを持っていき、遙かなアフリカへの長い、長い旅程で最後の完成を成すことができます。
 深く感謝しています。

★こうしたなかでも、主権者のみなさんへの動画発信を続けます。
 みんなで工夫して、収録時間を捻 ( ひね ) り出し、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の撮りだめをしました。
 今日アップした最新分は、これです。
「NHK 弥助番組を自ら検証すべき」です。

 二十歳の学生インターンがぼくに質問をぶつけて迫る、ショート動画も、どうにか撮りだめをしました。
 その最新はこれです。



★きのう8月2日金曜に、護る会(日本の尊厳と国益を護る会) は林芳正官房長官を通じて、岸田文雄総理をはじめ日本政府に以下を求めました。
 日本の調査捕鯨を暴力的に妨害した疑いのあるポール・ワトソン容疑者の身柄が日本に確実に引き渡されるよう努力を続けること、引き渡された場合にきちんと起訴し公正な裁判を開くことです。



▼きょう8月3日土曜は、早朝に東京を出て、新潟市西区の黒埼 ( くろさき ) 地区を訪ねました。
 衆議院新潟2区 ( 新2区 ) の細田健一代議士が、新2区の誕生後に初めて黒埼で開かれた「国政報告会」で、不肖ながら講演し、経産省出身でエネルギーにも詳しい細田代議士と対論するためです。
 ぼくが握手しているのが、その細田さんです。

 細田さんは、主権者のみなさんのまえで、護る会への入会を表明されました。
 主権者の眼前で入会を表明なさった議員は、なかなか居ません。素晴らしい光景でした。会場が、どぉと盛りあがって、護る会代表としても感激しました。

★★昨日と今日、このふたつの公務は別エントリーでまた、もうちょっと詳しく報告します。





 
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