On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-12-17 22:05:10
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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猪口邦子参議院議員が国会審議に復帰されました  その強靱な責任感に深い敬意を表し、また、あらためて猪口さんのかけがえのないご家族に哀悼の意を表します



▼きょう12月17日火曜の15時25分から、国会議事堂で参議院自由民主党の議員総会が開かれました。
 そこに、11月27日夜のあの悲しい火災から初めて、猪口邦子参議院議員が現場復帰されました。
 写真の左端に近く、黒衣と黒髪の背中が猪口さんです。
 参議院自由民主党の松山幹事長が、猪口さんの復帰を告げています。

 議員総会が始まるまえに、猪口さんと少しお話しをし、出席への畏敬と感謝を申しあげ、わたしたち同僚議員のお悼み申しあげる気持ちを伝えました。
 猪口さんは、わたしの眼を見て、「あ、青山さん、主人と、それから娘のひとりも喪ってしまいました」と、ほんとうに悲痛な声で仰いました。

 不肖わたしは、猪口さんのご主人の国際政治学者、猪口孝東京大学名誉教授も存じあげています。
 ご夫婦そろっての、日本を代表する国際政治学の泰斗です。
 孝さんは、長身の穏やかな紳士で、猪口邦子参議院議員と一緒にいらっしゃるとき、ごく自然な深い愛情が滲み出ていらっしゃいました。
 未だに信じがたく、猪口さんの痛切な言葉を、胸の奥深くにおさめました。



▼議員総会の最後に、猪口さんは全議員にあいさつをされました。
「主人と一緒に軽度の障害のある娘を一生懸命に育ててきました。娘が私の人生のすべてでした」と悲しみをこらえて語られ、そのあと、わたしたちからの弔意に感謝を述べられました。

▼写真で小さく横顔が見えているのが、猪口さんです。
 もっとお顔がよく見える瞬間もありましたが、お顔を正面から撮るのは、きょうは遠慮しました。

▼このあと、参議院の本会議となり、能登の同胞にも向けた補正予算が可決、成立しました。
 猪口さんは、この本会議にもきちんと出席されました。

 上智大学教授、ジュネーブ軍縮会議の日本政府代表部の特命全権大使、衆議院議員、内閣府特命担当大臣 ( 少子化・男女共同参画担当 ) 、そして現在の参議院議員と歴任されてこられた猪口さんの、ほんとうに強い責任感と矜持の表れだと思います。
 猪口さん、これからも一緒に、そしてもう一人のお嬢さんとも一緒に、やっていきましょう。

▼どんな時にも発信を欠かさない「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送を今夜、アップしました。
 自由民主党と立憲民主党の両党とも、なぜ減税をやれないのか、その根っこを今、自由民主党の現職議員として考えています。これです。
 二十歳の学生インターンの増野優斗くんがわたしに鋭く問うショート動画も、倦まず弛まずここに続いています。

 そして、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』は、大切なひとの悲痛な死を描いている書でもあります。

 あらゆる悲劇をも乗り越えて、わたしたちは、前へじりじりと進まねばなりませぬ。
 ただただ祖国と祖国の民のために。
 われらの、へこたれない、屈しない連帯のために、このエントリーの最後にこれを置きます。あなたの自由なる志で隊列に加わってください。





 
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