On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-12-21 01:21:52
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【ひとこと書き加えました】  国民民主党と減税の協議


( これは国会議事堂の外から撮りました。朝の7時台に、議事堂の正門前を通って自由民主党本部へ向かうとき、空の色に惹かれたのです。
 ああ、空はいいなぁ、苦悩ばかりの地上とは違う、と思いました )

▼12月19日木曜、秘かに国民民主党の重要人物と会い、国民の過大な負担を実際に軽くする減税について、自由民主党内部のわたしたちといかに連携して実現するかという協議をおこないました。
 長時間をかけて、深い意義のある会談結果となりました。

 しかし相手が誰であるか、どんな会談結果であるか、お話しできません。
 それをやれば交渉が破綻します。
 交渉事は常にそうです。

 議員集団でやる交渉が効果的なこともあれば、1対1、1対複数の方が効果的な場合もあります。

▼この個人ブログは、「朝の部会でお茶を飲むな」という要求から、「政治は結果だから結果を見せろ」という要求まで、朝も昼も夜も未明も、要求で埋め尽くされています。
 それは8年半前に国会議員となってからすぐ始まりました。
 そしてどんどん苛烈になります。数も、内容もです。素晴らしい右肩上がりです。

 この頃は「国民民主党の減税案を実現するために、おまえは何もしていないに違いない。何かやれ」という趣旨の書き込みが日々、やってきます。
 その『何か』のひとつが、たとえば、上述の協議です。おたがいのちいさな努力と共感の積み重ねがあって、実現した協議です。

 この協議によって生まれた新しい合意は、深い影響をもたらすでしょう。
 しかし一切、漏らしませぬ。褒めてもらうためにやってるのじゃない。

 このエントリーで、ある平均的ないちにちの公務を紹介しました。
 国会議員がいったい何をしているのかを、ありのままに伝えるのも、主権者のみなさんに対する責任のひとつだからです。
 すると「外交もエネルギー政策も教育も、被災地の復興も、国際テロの防止も、文化も、環境委員長の仕事も、今は何も要らない。減税だけをやれ」という趣旨の書き込みが、いくつもいくつもやって来ています。
 わたし自身は、これらに加えて拉致被害者の救出、国民経済の強化、社会保険料の軽減、国防・安全保障もすべて同時進行で取り組み続けます。貫きます。
 それが国家の統合戦略だからであり、これがわたしの背骨です。

▼国会議員でいるあいだ、主権者の凡てを、ありのままに受け容れるだけです。
 これからもそうです。

 そして、どこかで、もしも耐えるのをやめれば、即、国会議員を辞めるでしょう。
 辞めるのは、簡単です。献金、パーティをはじめ法が保証する国会議員の政治資金としての収入をいずれも、お断りしています。したがって、しがらみがありません。
 もともとは独立した自由人であるわたしが、自分の糸をぷつっと切る、それで終わりです。
 しかし、わたしは、主権者のみなさんの代理を務める重い責任を、おのれの意思で預かりました。責任を途中で投げ出すことは、いたしません。だから、今は辞めません。

▼政治は結果、その通りです。
 そしてわたしは、「その結果は、わたしの水面下の努力があってこそ」という話はいたしませぬ。
 結果そのものを主権者のみなさんに残していくことだけが、本来の目的です。

 選挙で有利になることも、名前を知られることも、影響力を持つことも、なにもかも、上述の本来の目的以外は、関心がありませぬ。

 したがって、発信も、国会のほんとうの主人公である主権者のみなさんに、国会の知られざる様子を伝えることだけが目的です。
 水面下の交渉を漏らしたり、絶対にいたしませぬ。

 その発信のひとつ、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の今夜にアップした最新はこれです。
「増税派の主張は正しいか」です。

 ちなみに、いつか自由人に戻ったら、国会議員を辞めたら、この動画はタイトルから「ぼくらの国会」を削って、続けるでしょう。
 その時は、ふつうに広告収入を受け取って、今の苦しい日々がいくらかは楽になるのかも知れませんね。
 現在は、「国会議員だから」という理由をみずからに背負わせて、一切、受け取っていません。

 自由人に戻ると、本もどんどん書けるのかも知れません。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』のような本をもっと書けるでしょう。
 いいですねー。

 しかし今は国会議員です。
 この夜が明けると、出張に出ます。
 出張先で、新しい重荷を背負います。

 もしも連帯してくださるひとが、ひとりでも新しく居らっしゃるのなら、ここを見てください。
 ご覧になれば悲鳴があがるかも、と思います。「今、それだけは嫌だ」と。
 骨身に沁みて、わかります。
 それでも、苦悩の時こそ連帯です。
 これが、祖国と民を救う王道です。





 
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