On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-12-28 04:49:57
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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哀悼  本会議場ですぐ隣の席にいた温厚な同期生議員が突然、モルディヴで海難事故に遭遇されたという知らせがありました

 きのう12月27日のことです。
 臨時国会が3日前に閉会し、そして年末を迎えて官庁も仕事納めになりました。
 衛視さんたちの他は誰も居ないという雰囲気になった国会で、わたしは自由民主党の大阪府連会長として複雑な新しい任務を秘書さんと共にこなしていました。
 夜、そこからようやく帰宅してすぐ、足立敏之参議院議員が急逝されたという、信じがたい知らせを受けました。

 3日前の本会議場で、すぐ隣の席の足立さんと一緒に閉会のときを迎え、お疲れさまでした、良いお年をと、おたがいに年末の挨拶を交わしたばかりです。
 足立さんはいつもと同じく、にこにこと、そして篤実にあいさつをしてくださいました。
 なんの異変もありませんでした。

 京都大学の工学部と大学院から建設省に進まれ、国土交通省の技術系トップを務められてから、参議院議員となられました。
 わたしと同期当選です。
 誤報であってくれと願いました。詳しいことは未だ分かりませんが、どうやら事実のようです。

 ひとの命、人生は、こうしたものと知りつつ、哀惜の念がやみません。
 足立さん、たいせつな8年5か月の日々を一緒に過ごしましたね。
 ぼくの生まれた神戸の隣、西宮のひとで、よけいに親しみがありました。
 国土建設の専門家として、国会で地道に、秘めた志は高く、懸命に仕事をなさいました。
 ゆっくりお休みください。
 足立さんに扶けられた日本国民がたくさん、いらっしゃいます。






 
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