2024-12-29 02:41:15
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)
【なんども推敲しました】 新年1月2日からの自主海外出張で、ちょい新しいことを計画中・・・実際にできるかどうかは分かりません

▼ことし令和6年の半ばぐらいから、中高生と大学生から、インタビューの申し込みが驚くほどに増えています。
以前からありましたが、最近の増え方は、ちょっと凄いです。
写真は、愛知県の海陽学園 ( 全寮制の中高一貫男子校 ) の生徒たちです。国会に訪ねてこられ、素晴らしき学究意欲と若き良き好奇心に満ちた質問を、こころしてお受けしています。
人数が多いので、議員会館の青山繁晴事務所には入りきらず、議員会館内の共用会議室を借りました。
熱心にノートをとる、みんなの様子に、わたしも励まされます。
十代前半と二十代前半の日本男子、日本女子の真剣な問いかけに、真摯にベストを尽くして答えるのはとても大切なことです。
そこで、ぼくと秘書さんとで懸命に日程にスキマを見つけて、あるいは無理にでもスキマをつくって、要望にお応えしています。
▼一方で、わたしは不肖ながら、ことし11月28日に参議院の環境委員長に就任し、さらに年末の12月22日に自由民主党の大阪府連会長に就任しました。
▽環境委員長は、国会の「常任委員長」と呼ばれる公務のひとつです。常任委員長とは、衆参両院の国会に「常に置かれる委員会」の仕切り役です。いわば「常にある土俵」の行司です。
行司がいないと、与野党による大相撲はできません。
したがって、常任委員長という行司は、国会にいつも居て、いつも仕事をしていなければなりません。
この行司が居なかったり、仕事をさぼっていれば、国会が止まってしまいます。国会が止まると、国家も、国民生活も、成り立たなくなります。
なぜなら、日本が民主主義である限り、国会は唯一の立法機関であり、民主主義社会はすべてが法律でおこなわれるからです。これを法治国家と呼び、独裁者がすべてを決する中国や北朝鮮、ロシアの人治国家と対峙しています。
▽そして自由民主党の大阪府連会長という公務は、たった今の現実において、どんな仕事か。
わたしが会長になる前に大阪府連の内側に積み重なった、喧嘩、対立、紛争、憎しみ、もつれ、矛盾、敗北、さらには一部による秘かな腐敗の可能性とその清算まで「すべてを青山さんがあえて背負うこと」 ( 内部の関係者 ) だそうです。
わたし自身は、ネガティヴいっぱいの現実をつぶさに、ありのままに見つつ、その先に、和解、決着、友情、整えること、不要なものを捨てること、連帯、合意、勝利、そして腐敗の可能性の克服と一掃を、いま構想しています。
▽はっきりしているのは、環境委員長の公務を充分に果たすには、その任期中は、おのれの自由をさらに喪うことが必須だという厳粛な事実です。
さらに、大阪府連会長として期待されていることを実現するには、極限までおのれを滅して耐えねばなりません。
▼したがって、新年に常任委員長や府連会長でいるあいだ、生徒たち、大学生たちの要請にこれまでのように応えられるかどうかは、まだ分かりません。
しかし、小学生まで含めて、学ぶ若い世代に直にお答えしていくのも、わたしが尊い責務と考えている「発信」のひとつです。
身を削り込んででも、務めていきます。
ことし令和6年、西暦2024年は、その発信のうち、このブログや「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」という無条件で公開している発信について、疲れが深まった年でもありました。
ありとあらゆる不満の解消役を、わたしに求めるのは、ほんとうに適切かどうか、たとえ一瞬でも立ち止まって考えていただけないでしょうか。
たとえば、あなたさまも尊重すべきとお考えの高貴な旗が汚れていてお怒りなら、その旗を汚れたままに掲げているひと、あるいは組織に仰るべきではないでしょうか。
わたしは自律したひとりの人間です。同じく自律した他者を思うがままに変えることはできませんし、いたしませぬ。
また、あなたさまと同じく、24時間しかありませぬ。2本の脚、2本の腕しかありませぬ。
これらを合わせて申せば、いつその他者の掲げた旗を、引き下ろして、綺麗にできるでしょうか。いたしませんし、できません。
たとえば、石破総理へのお怒りも、まずは総理官邸の窓口に仰るのが先決ではないでしょうか。
わたしはすでに、両院議員懇談会という公式な場で、自由民主党の現職議員として唯ひとり、「能登の同胞を救うためでもある急ぎの補正予算が上がれば、石破総理、みずから潔く決して、総選挙大敗の責任を明らかにされてモラルを崩壊から守り、辞意表明なさるべきです」と、総理の眼を見てじかにお話をいたしました。
主権者の代理人としての責任から、総理に申しあげました。
同時に、石破おろしといった動きに加担はいたしませぬ。一貫して、そう申してきました。
私心を脱せられた天皇陛下のいらっしゃる、わたしたちの日本国においては、内閣総理大臣に任期はなく、政治的思惑で引き摺り降ろされるのではなく、みずから顧みて決せられるべきです。
亡き安倍総理におかれてもそうでしたし、石破総理であれ、そうなさるべきと考え、そのように申しあげ、日本の主人公である主権者のみなさんにも発信してきました。
▼独立講演会、会員制レポートといった発信に疲れは感じません。受信されるかたが、みずから決められて負担を分担され、志を明示されて、わたしのつたない発信を受け取られているからです。
著作を読んでくださるかたも、おなじです。著作を書くのは、歓びです。
このブログ、動画という無条件の発信も、志を持った主権者、祈りを胸に秘めた主権者がたくさん、居てくださいます。わたしはこれからも、あなたと一緒に居ます。
不満、怒り、憎しみ、失望をわたしに日々、ぶつけるためにブログや動画にアクセスされるのではないかなというひとも、一定数、おられます。
わたしはそれも受容しています。だからこそ、ブログも動画も続けています。
ちなみに、いまだに「おまえは動画で莫大な広告収入を懐に入れているじゃないか。ブログをおまえが始めて4年5か月で、アクセスが3億8千5百万回、広告収入はとんでもなく高額だろう」という書き込みが来ます。
いいえ、わたしは広告収入を受け取っていません。
いくたびこれを申しても、無駄です。
無条件の発信に接するかたのなかには、ご自分がたまたま見た、接した時の情報だけで、ためらいなく非難、批判なさる方が絶えないからです。
動画の広告収入を受け取ることは、本来なんの問題もありません。
法的にも、モラルとしても。
それでもわたしは国会議員でいるあいだは、受け取りません。理由は、国会議員だからです。いつか民間人に戻れば、受け取ります。
本来は、献金や政治資金集めのパーティ収入も、法が明確に保証しています。
しかし、わたしは献金を個人、企業、団体を問わず受け取りません。パーティも開きません。
企業や団体の支援、そして後援会の支援も、本来は問題なく、日本のみならず世界中の国会議員が、そうしたアシストを受けています。
しかし、わたしは一切ありません。いかなる企業、団体の支援もお断りしています。後援会は作らず、後援会長もいません。
なぜか。
新しいまつりごと ( 政 ) を模索しているからです。他の議員には求めません。わたしが自分の心身を使って、ひとつの新しいやり方を提示するだけです。
わたしは自宅の売却を真剣に検討しています。不動産会社の人と実際に協議しています。
もちろんできれば売りたくありません。なんとか売らないでいたいです。
また、売れば、国会議員の所得公開で「所得が増えた」と見なされ、いつもの誹謗中傷がやって来るでしょう。現実には、もうこの先、現在の活動が維持できるかどうか分からないからです。
他の議員に入ってくる政治資金の収入、具体的には献金、パーティ収入がいずれもゼロで、企業・団体、後援会などの支援も皆無ですから、最初から苦しいのは当たり前ですね。
個人の貯金もみごとに、ありませぬ。わはは。
しかし生き方、あるいは、ささやかな試みは変えません。
▼無条件の発信を通じて、わたしの疲れは、朝、昼、夜、未明、まいにち積み重なります。
いちばん疲れることのひとつは、「ただで本を書け。ただで本を出せ」という要求です。
わたしは国会議員の公務を果たすと共に、プロフェッショナルな作家です。あなたさまも、「今日からただで働け」と言われたら、どうでしょうか。
わたしの本は、かつてはよく読まれました。『ぼくらの祖国』は22刷です。しかし国会議員となってから、一定の読者のみなさんを除いては、ぴたりと読まれなくなりました。
その気持ち、雰囲気は、よく分かります。政治家、セイジカというだけで嫌でしょうね。
わたし自身は、国会議員にはなっても、既存の政治家になったつもりはありません。しかし、そんなことは認めてもらえません。当然です。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』も4刷で止まっています。「どちらかが死んだら、世に出すべき、ふたりの議論ですね」と一致した安倍さんに、申し訳ない気持ちです。全責任はわたしにあります。
ネットは依然、国民の大切なツール、有効な道具です。
同時に、もともと日本社会にあった「情報はただ」という感覚を、助長した側面があると考えます。
さらに、情報をただで発信してもアクセスが多ければ収入が増えるという仕組みができあがり、事実の丹念な発掘と確認よりも、アクセス数を目指す発信者も増えたのではないでしょうか。
不慮の死を遂げられた同僚議員、足立敏之参議院議員について、謀殺されたという発信が早速に広められています。
亡くなった経緯について、わたしにもまだ、詳細は分かりません。このエントリーで哀悼の意を足立さんに捧げたとき、海難事故と記しましたが、水難事故である可能性がいくらか強いようです。それぐらいしかまだ分かりません。
しかし謀殺される理由が、身近に知っている篤実な足立さんにあるとは思えません。
言論は完全に自由だし、推測も自由です。ただ、ひとは誰でも、その死にも尊厳があるということを、おたがいに大切にしませんか ?
▼ブログも動画も、やめたい。
三浦麻未・公設政策秘書が「人権がない」と看破した国会議員も、やめたい。
何をどう努めていても、来る日も来る日もクレーム、要求、苦情、非難です。やっていることを「やってないだろ」と言われるばかり、それがリアルな日々です。
これらは中傷誹謗とは別の話です。意図的な中傷誹謗はもはや気になりません。刑事告発することはあります。だがそれは、社会正義のためです。
誰かが議員をやらねばなりませんが、もしもあなたが議員になれば、どんなに良心的な議員になられても、きっと同じことが起きるでしょう。
しかし、わたしはやめません。
すぐには、やめません。
クレームの山になるのは、現状の政治にこそ根本的な原因があります。特に、自由民主党が国民を裏切るからです。
国民の負担が重すぎるという裏切りが第一です。石破政権の異様な親中姿勢もほぼ同率でワーストワンです。それ以外にもたとえば、わたしが大阪府連の会長でいる限り、仮に都構想がまた出てきて、それに反対するにしても、日本共産党とは二度と組みません。
わたしは、やめません。
今は、やめません。
ブログは、純粋に、楽しみにしてくださるひとがいらっしゃいます。
動画は、小中高生、大学生で視ているひとがいます。
国会議員は、石破総理や岩屋外相らによる揺り戻しがあっても、それを中国共産党が利用していても、じりじりと匍匐前進している新しい希望があります。まだちいさくとも、確実に、あります。
★そこで、1月2日からの自主的な海外出張の途上にて、スマホを使って「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の海外バージョンを発信することを準備しています。
いつも最高のMCを務めてくれる三浦麻未・公設政策秘書は2児の母でもあり、海外出張に同行しません。
しっかりと準備に力を尽くしてくれました。
わたしの配偶者の青山千春、現在の東京海洋大学特任准教授は、まだ小さかった2児を置いて、1年間で地球を1周する遠洋航海に出ました。その後も、海外を含めて航海にたびたび出ます。今もそうです。わたしの親は、それに烈しく怒りました。わたしは終始一貫、配偶者の生き方と祖国への貢献を支持し、扶 ( たす ) けています。親も説得しました。
しかし三浦ご夫妻は、三浦ご夫妻です。その考え方もまた、正しいし、どこまでも尊重します。
したがって、海外出張中に「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の発信をする場合、三浦秘書はいません。三浦秘書は国内で、川村香奈枝・公設第一秘書、入間川和美・公設第二秘書とともに確実に支援してくれます。
また、わたしの海外出張は、日程が極端にタイトです。
民間専門家の時代からそうでしたが、今はさらに国会が始まる前に帰国せねばなりません。その上に、今回は、大阪府連会長としての国内日程がどっと入っています。
この海外出張は、民間時代から27年ほど続けている、国際テロ防止のために諸国連携を構築する出張です。重いテーマ、課題ですから、眠る時間を確保するのが困難です。精神的にも、ほんとうは動画収録なんてトンデモナイという心境です。
だから、実行できるかどうかは、やってみないと分かりません。ごめんなさい。
それでもなぜ、やろうとするか。
やめたくなる「無条件の発信」だからこそです。
それが、わたしの生き方です。