On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-01-17 22:37:30
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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無駄な仕事



 福島原子力災害との戦いに死した吉田さん、わが敬愛する吉田昌郎所長、この凍てつく夜も福島第一原発に波の打ち寄せる「浜通り」の昏い空にその魂魄が彷徨っていらっしゃるのでしょうか。
 あなたと交わした最期の会話は、電話でした。
 死がまじかに忍び寄る病床で、電話をとってくださいました。

 その声は、事故進行中の免震棟の指揮室でこの耳に響いた気骨の声、たがいの敬意と友情も籠もった声と何も変わってはいなかった。
 吉田さん、あなたに託された祖国を護る意思を、わたしは今も抱き続けています。

 ある女性の善意の投稿によると、今は「玉木さん、榛葉さん以外は、何の役に立っているのか、まるで分からない」のだそうです。

 それでもわたしは今夜も、淡々と、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」を、ここにアップしました。
 ほんとうの情報を探している日本人もいらっしゃるからです。
 トランプ次期大統領の就任式まで、あと3日です。

 この暮夜がこのあとどうなろうと明日朝は5時にいったん仕事を打ち切って、大阪へ向かう準備をします。
 吉田さん、大阪で果たしたい目的が幾つもあります。
 そのひとつは、中国共産党が大阪の特異な政治情況を利用して、病院、学校、ホテル、高層マンションなどなどを侵食する現実を阻むことです。

 日本と世界のどこへ行っても、浜通りのあなたの魂魄を忘れることはありませぬ。
 ありがとう、吉田さん、永遠の畏敬の念を込めて。
 かっこよかったですよ、吉田さん、深々と優しく豪胆な日本男子でしたよ、吉田さん。




 
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