2025-02-08 01:05:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【すこし推敲しました】【写真を追加しました】 みんなに知らされない、国会の日常風景
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▼超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の総会が2月6日木曜に、国会内で開かれました。
政府から、北方領土・竹島・尖閣諸島について最新情勢の説明があって、各党の議員がその政府に問う時間となり、真っ先に挙手をして発言をしました。
▼わたしはこの総会の途中で、別のたいせつな時間が来てしまうことになっていました。
それは、ある主要閣僚をその省庁に訪ねて、日本の自前の海洋資源をめぐる新しい、極めて画期的な実験成果をどう活かすかについて議論する時間です。
そこでまず、「やむを得ず中座しますから、竹島にあえて絞ります」と述べました。
北方領土も尖閣諸島も、重大です。
一方で、日本国島根県隠岐郡の竹島は、「竹島の日」である2月22日が間近に近づいています。
依然として、その竹島の日は、島根県の定めた日のままであり、政府の日になっていません。
政府に覚悟があれば、できることです。
それにもかかわらず、まるで他人事のように、評論家のように、政府は当日の行事予定などを説明しました。
それを座視できませんでした。
▼人が多いように見えますが、実際は、多くが政府の行政官 ( 官僚 ) です。北方領土、竹島、尖閣諸島・・・ロシアと韓国に不法占拠されていたり、中国の武装船による領海やEEZへの侵入を許していたりするので問題が多く、したがって担当官庁も多く、官僚も多くなるというだけのことです。
わたしは、前述の大臣とアポイントメントが成立したあとに、同じ時間帯にこの議連が開かれるという通知を受け取りました。
両立させるには、議連でまず発言し、それに対する政府の答弁を聴く時間が無くなった場合は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のMCも務めてくれている三浦麻未公設政策秘書に答弁の聴取を任せて、大臣の待つ役所に向かうほかありません。
ただし三浦秘書に発言の権利はないので、政府がどんな答弁をしても、ただ聴くだけになります。
▼議員の公務を真面目にやっていれば、こういう重複は頻発します。
その都度、最善のやり方を模索して、両立を図るほかありません。
ちなみに、野党や少数党で、ネットで話題になる発言をしている議員は、こうした場でほとんど見ません。こういう超党派の議論の場にやって来ません。
また、大臣と議論するために役所にやって来たりする姿を見たことは、政治記者の時代から、議員となっている今まで、ただの一度も見たことも聞いたこともありませぬ。
それどころか、本会議の審議中に勝手に抜け出ていかれます。
本会議の始まる直前に、自分のお名前を書いた木札は立てるので、出席と記録され、そのあと本会議が始まるとすぐに出ていってしまって、何をされているかは分からず、それでいて、法案の採決がある時だけ、戻ってこられて採決に加わるので、この点からも、記録上はまったく問題が残りません。
ネットでは発言し、あるいは、実質的に野党の存在を眼に見えるようにする手段となっている「質問主意書」は出されるので、主権者のみなさんの印象は、国会での実態とかけ離れることになります。
こうしたことはオールドメディアは絶対に報じません。野党であれば追及しない、この原則が見事なまでに徹底しています。
▼そうでない野党議員も居ます。ただし、ごく少数ではないかと思います。不肖わたしは、審議があっても無くても、誰も居なくても、常に国会にやって来ます。
だから、比較的よく国会を知っている立場だろうと客観的に考えます。そのわたしの印象です。
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▼この日の議連、2枚目の写真は、すこし時間を遡 ( さかのぼ ) っています。
議員の発言する時間が来る前、政府の型どおりの説明が延々と続いている最中です。
わたしは、大臣とのアポの時間が来れば中座せねばなりませんから、2列目に居ます。その斜め前は、国民民主党の榛葉賀津也幹事長ですね。こういうひとは、与野党関係なく、積極果敢に動いています。
▼ところで、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は2月21日金曜に拡大執行部会を開き、2月27日木曜に総会を開くことを、全会員議員に告知しました。
議題は「護る会の今国会の活動について ( 新役員の就任を含む ) 」です。新役員の就任に時間を要していました。
それは、必要な時間でもあったと、代表として思慮しています。
▼どんな時にも無償、無条件の発信を続けます。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の今夜にアップした最新放送は、ここです。
NHKの稲葉会長が、謝罪することを初めて、「考えてみる」と述べました。それを明らかにしています。
何の謝罪か。
NHKは、長崎市の軍艦島の炭鉱労働をめぐって、朝鮮半島出身の労働者に苛酷な環境があったかのような、重大な虚偽のある放送を放送しました。
しかもそれを韓国の公共放送KBSに渡し、韓国の反日活動に徹底的に利用されてきました。
これに対し、元島民のかたがたがいくら抗議しても、実質的に無視してきました。
しかし、護る会が、元島民である主権者と連帯して行動したことによって変化が生まれ、ついに東京簡裁の調停で誤りの一部を認めました。
ところが、元島民が求める謝罪に応じようとしません。
そこで自由民主党の総務部会で追及し、稲葉NHK会長はついに「考えてみます」と述べたのです。
NHKの問題は今、「ブームじゃない」 ( ネット番組のディレクター ) のだそうですが、そんなことは関係なく、伝えるべきを伝えます。
▼そして未紹介の最新放送のひとつは、これです。
中国人のビザ緩和をめぐって、岩屋外相が記者会見で発言した内容を、外交部会で覆した経緯を話しています。
今夜は、ふだん言わないことをすこし述べました。
しかし個別の党や議員の名前は、一切、述べていません。個人攻撃はしないからです。また、このブログは無条件の公開発信だからでもあります。
▼新版の「日めくりカレンダー」が発刊されて4日ほどです。
愛用しているという声が、すでに、かなり届いていて、励まされます。
わたしはいつまで議員を続けられるか分かりませんが、確かなことは、死ぬまで、ひとりの作家であることです。
心血を注いだ『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』は、読んでくださるひとがたとえ少なくなっても、決して絶えないことが、救いです。
すべての読者に、深い敬意と感謝を捧げます。
▼写真の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の総会でわたしは、竹島について3つ、問いました。
ひとつ。竹島の日を政府の日にせよ。
ひとつ。竹島を韓国が武装して不法占拠していることに対し、国際司法裁判所に単独提訴せよ。
ひとつ。竹島の海で日本の漁家が実際は漁ができないでいる現実をきちんと見て、日韓漁業交渉をやり直せ。
これらに対する政府答弁を聴けないまま、上述の大臣との議論の場へ向かいました。わたしの代わりに、三浦麻未公設政策秘書が政府答弁を聴いてくれて、その報告は受けました。
まったく納得できない答弁であったり、あるいは答弁していない問いもあるので、議員の責務として、議員会館の青山繁晴事務所へ行政官 ( 官僚 ) に来てもらい、問い、議論します。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で取り上げたいと思いますが、これも「ブームじゃない」と言われそうなテーマですね。
▼きょう2月8日の土曜は、16時35分から、群馬県で講演です。 ( 明和メディカルセンタービル A館 3F 会議室 )
自由民主党群馬第三支部(太田市など)の新春講演会です。
少人数の関係者だけの講演のようなので、告知しませんでした。
去年の年末に、自由民主党大阪府連の会長に思いがけず就任して以来、週末の出張が大阪ではないのは ( 自主海外出張を別にすると ) 初めてかなと思います。
府連会長となって以来、トップの責任を心身の深い部分で実感しているので、休みが欲しいとはまったく思いませぬ。わはは。