2025-04-19 03:57:54
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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捨身・・・すてみではなく、しゃしんと、読みます



( 立川市の講演、いや実は決起演説のその3 最後に、自由民主党本部から不当な扱いを受けて耐えに耐えて忍んで戦っている護る会準会員の小田原潔・前代議士と堅く握手しました )
▼きのう4月19日金曜は、ふたたび仮眠を省略して早朝に自由民主党本部に入りました。
党最高幹部のひとりと、大阪府連会長としてお会いし、ごく短く語りました。
これまでの長い議論を踏まえて、大阪の衆院選30連敗、参院選も敗北懸念の惨状を打ち破るために、ひとこと僭越ながら通知をいたしました。通告というのではエラそうなので、通知といま、記したのです。
もはや議論は熟しました。議論ではありません。通知です。
それがお分かりになったかどうか、頭の切れるかたなので、それを期待しています。
党本部を辞して、国会議事堂に入り、議員総会を経て、長時間の本会議に臨みました。
その最後に、わたしは登壇しました。
どこの壇でしょうか。
本会議場の正面真ん中にある高いところです。
本会議場は、衆参それぞれにあります。
参議院では、正面のいちばん奥に、陛下が開会式にお出ましになる玉座があり、その前に議長席があり、その前に総理や大臣や議員が発言する高い壇があるのです。
階段で登ります。
ニュース映像などで、お馴染みだと思います。
議事堂の中心である本会議場で、登壇というのは、国会議員にとっては名誉と考えられています。外では、こうしたことは明かされません。
しかしわたしは若い政治記者の時代から、『ほんとうは名誉と思っているんだなぁ、政治家たちは』と考えました。
そして、内心の一部では、こゝろの一部です一部、『アホか。ほんとうの名誉は国民のためには、いざとなれば命をかける、すなわち捨身 ( しゃしん ) だろう』と、まことに僭越にして失礼ながら、考えていました。
不肖わたしは、国会議員にはなっていますが、旧来の政治家にはゆめ、なっていません。献金やパーティ、企業団体の支援、後援会などがいずれもゼロなのは、その実践のひとつです。
したがって、登壇にも、まったく拘っていません。
わたし自身は拘っていなくても、旧体制のほうは、わたしを登壇させないことも、圧力のひとつと考えていることに気づいたのは、民間専門家の時代から旧知だった世耕弘成さんのひとことのおかげです。
当時、参議院における権力の実質的な頂点にいらした世耕さんは、参院幹事長室でふたりだけで議論したとき、退出するわたしにふと、「いつも冷遇して悪いね」と仰ったのです。
この率直な、おそらくは長い友情にも基づく、よきひとことのおかげで、『あ、なるほど。アンシャンレジーム ( 旧体制 ) の側は、わたしをはっきり意図を持って冷遇してるんだ』と気づいたのです。
登壇させないのも、そのひとつです。
だれを登壇させるかは、基本的に派閥を背景にして差配されます。派閥は麻生派以外は滅んだことになっていますが、とんでもない、ちゃんと機能の肝心な部分は生きています。
だからこそ見せかけにおいては、麻生派だけは存続という奇妙な、半端なことになっているのです。
ほとんどの議員は、自称「無派閥」でも実際には派閥か、準派閥の支援を受けています。それは与野党を問いません。わたしは表も裏も完全なる無派閥です。
▼きのう登壇して、参議院環境委員長として、クマ被害などに対処するための法改正について委員会の審議の経過と、採決での反対と賛成とについて全議員に報告しました。
そのあと、席に戻り、その法改正の採決に参加しました。
国会の委員長 ( 常任委員長 ) になったのが初めてですから、委員長としては定例のこの登壇も初めてです。
本会議のあと、戦友である三浦麻未公設政策秘書と、議事堂の古い食堂で短い昼食を摂りました。
すぐに、国会の分館にて、政府開発援助(ODA)沖縄・北方特別委員会が始まるので、全部は食べられません。
「登壇は、8年9か月も議員をやっていて、これがまだ2度目だ」と言いました。
麻未秘書は、ごく簡潔に「そうですね」と答えました。
前に一度だけ、資源エネルギーについて代表質問するときに登壇したのを、この日本女子はもちろん覚えています。
▼わたしは、捨身、しゃしんをもって生きています。
民間専門家の時代から同じです。
誰のためか。
祖国と祖国の民のためです。
その民からは朝も昼も夜も深夜も未明も、ほぼほぼ細かな要求と細かな苦情だけがやってきます。それが現代であり、それが現代の日本ですから、ただ受容するのみです。どうということもありませぬ。
捨身・しゃしんは、便利です。余計なことが本質的に気になりませんから。
いつでもどこでも、主権者のみなさんへ、無償、無条件の発信をやめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送をここにアップしています。
日本を国民を護れない国にした法律は、実は2本です。憲法の前文に9条と、もうひとつあります。
それをまさしく主権者のみなさんに伝えています。
ショート動画は今夜も数十秒をここに並べています。
わたしが直に、このエントリーでちらりとだけ述べた本音で、もっと赤裸々に、みなさんと対話できるのが独立講演会です。
独立の名の通り、スポンサーが一切、いません、ありません。
したがって会場費や人件費をみなさんに支えていただいて、ようやく開けています。
募集中は、これです。
新刊の執筆は、おのれ自身で心待ちにしていた大爆発が起き始めました。
ひとりの職業作家として苦しみに苦しんだ果てに起きる、大展開です。
わたしはそういうタイプの書き手です。
ここで予約された方に、必ず、応えます。
大爆発の後押しをしてくれているのは、なんと、あの高杉晋作・奇兵隊開闢総督です。