On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-05-24 03:02:57
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【さらに推敲しました】 【推敲し書き加えました】  この権利をどうぞ使ってください !



 どうです、この愉しそうなこと。



 これすべて、不肖わたしの戦友です。

 みなさんが、おそらく元々は嫌いなジミントウ、自由民主党にあえて入党してくださっています。
 その手続きは、3人の明るい日本女子がおこなっています。
 ・・・三浦麻未・公設政策秘書、川村香奈枝・公設第一秘書、入間川和美・公設第二秘書の3人です。
 すなわち議員会館の青山繁晴事務所の公設秘書さんたちが、人口の多すぎるどこか仮想の区役所の戸籍係みたいに大変な、アナログの手続きを担っています。

 献金なくパーティ券の売上なく企業・団体の支援なく後援会すらないわたしに、私設秘書の人件費はとても払えませんから、公設秘書だけです。
 3人だけの公設秘書が日々、奮戦し、その公設秘書は主権者のみなさんに支えられ、わたしを支えるのも、ただみなさんだけです。ボスなく、一切の裏なきわたしには、主権者のみなさん以外に居ません。
 




▼去年の5月25日に、大阪の中之島公会堂で開かれた、これは何の集会でしょうか。
 支部総会です。
 支部とは何か。
 参議院議員青山繁晴の自由民主党における大阪第15支部です。
 わたしは8年10か月まえに参議院議員となったときに、自由民主党のいかなる都道府県連にも属さないと安倍総裁に告げ、安倍さんはそれを容認したうえで「その代わりにね、ルールのひとつは実行してください。党公認で当選しているから、党のどこかに支部をつくって、その支部長になることです」という趣旨を、総理官邸の執務室でわたしに話され、わたしも受け容れました。

 この支部をどこにつくるか。
 ふつうの政治家なら生まれ故郷につくります。地元に利益を誘導し、それによって自分の票を集めるためです。わたしの場合は、神戸市ということになります。
 あるいは、その後に引っ越した兵庫県加西市、淳心学院中高等学校に通った姫路市、いずれにしても兵庫県になるのがふつうです。
 しかしわたしは、日本という祖国の全体に尽くすために議員になりました。したがって利益誘導、票集めという意味の旧来の「地元」はつくりません。

 そこで、神戸とは隣同士でも文化や歴史のおおきく違う大阪に支部をつくろうと考えました。
 なぜか。
 理由はふたつあります。

▼ひとつ。
 不肖わたしが長年、培ってきた思想、考え方・・・細かい例で申せば「ニュースには国民のための尻尾がある」という見方、それらに、ひとびとがわずかながら関心を持ってくださったきっかけは、関西テレビが「スーパーニュース・アンカー」という報道番組で、テレビ界の常識を破るニュース解説を自由にさせてくれたことです。
 どんな常識破りか。
 長尺 ( テレビ番組における長時間 ) であること、放送作家がつくり話の内容を規定する旧来の台本が無いこと、テーマの設定や情報収集をわたしに任せてくれたことです。
 それへの感謝を込めて、大阪に支部をつくると決めました。

 そのことが8年5か月後に、自由民主党の大阪府連会長になるよう要請されることに繋がるとは、まさか想像もしませんでした。
 大阪の自由民主党が昨秋、衆院選で30連敗を喫したあとに、ひとりの元代議士が、わたしの応援演説へのお礼と落選の報告のために議員会館の青山繁晴事務所へ来られ、「私たちの救済がひとつだけあります。ひとつだけ残っています」と仰いました。
 それは何ですかと、ちょっと驚いてお聞きしたわたしに「大阪に支部をお持ちの青山さんに、府連会長になってもらうことです」とお答えになりました。

 わたしは、たぶん1秒の半分くらいでしょう、考えて、「分かりました。お受けします」と即答しました。困っている人たちが居るからです。
 わたしは秘書さんにはオープンで話しますから、これが聞こえた三浦麻未・公設政策秘書が「反対です」と言いました。
 秘書さんの意見には充分に耳を傾けます。
 しかし決めるのはわたしです。そうでなければ、昨秋に総裁選へ不利にして無理な情況下で手を挙げることもしませんでしたね。

▼そして府連会長になる以上は、ルールとして大阪府連に所属しました。
 しかし依然として、わたしのいわゆる「地元」ではありません。おのれの票集めのための利益誘導は一切、おこないません。
 わたしは全国比例の参議院議員です。全国のためにこそ心身をとことん使います。

 大阪府連の前田幹事長 ( 大阪市議 ) が「これまで、これほど大阪に帰って来るというか、大阪に来る、大阪関連の国会議員は居ません。みんなびっくりしています」と仰いました。
 わたしは意外ですが、懸命に大阪に入っているのは事実です。

 それは、大阪から日本を変えるためです。
 現在の大阪の中心地で、仁徳天皇は民のためには税を取らないことを宣せられました。
 奈良でも京都でもなく、真の日本の根っこの古都は、実は大阪です。
 そこから日本を民の邦に戻します。
 そのためにこそ、大阪府連会長を務め、すべてのコストについて府連に依存せず自弁して、大阪に頻繁に入っています。

▼8年10か月前に戻りましょう。
 当時の安倍総理総裁に話したうえで、大阪を訪れ、当時の府連事務局長にお会いして「わたしは地元をつくりませんから、大阪府連には属しません。それでいて支部は大阪に置く。このような異例なことを許してくださいますか」とお尋ねしました。
 事務局長は明るく微笑され、「もう安倍総裁とご相談して、お認めすると決めています」と仰いました。
 まさかその会議室で8年5か月後に、府連会長として執行部会などに臨み、さまざまな地方議員の意見や要望を聴くことになるとは、夢にも考えませんでした。

▼こうやって誕生したのが、正式名称では「自由民主党大阪府参議院比例区第15支部」で、わたしはその支部長です。
 支部は年に一度、支部総会を開きます。
 すなわち、支部総会に無償で参加されるのは、ご自分のジミントウ嫌いの感情などなどを抑えて、議員会館の青山繁晴事務所から党員になってくださったかたの、大切な権利のひとつです。

 わたしは党員数が3年連続で第1位です。
 ところが、他のすべての自由民主党議員が企業・団体から党員をかき集めるのに対し、わたしは「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画で呼び掛けるだけです。
 企業にも団体にもいかなる組織にも、一切、何もお願いしません。
 つまり自由民主党だけではなく、日本の政党のなかで、ここにだけ存在する、すべて主権者の自律した自由意志による党員です。
 
▼支部総会を開くお知らせは、すでに三浦麻未・公設政策秘書がこのブログに書き込みました。
 しかし、まだほんの少しのかたがたしか集まっていません。
 なぜでしょう。
 実は、かつて東京で支部総会を開いたときにも、同じことがありました。
 当時のブログのエントリーを、三浦秘書がわたしに思い出させてくれました。
 引用します。

~この個人ブログの過去のエントリーから引用~

 独立講演会も、同じ東京ビッグサイト ( ※ 註 当時です。ことしはビッグサイトではありません ) の、同じような別会場なんです。
 そして独立講演会は、 ( ※ 独立の名の通りスポンサーが居ないので、会場費と人件費を捻出するために ) 5千円が必要です。きょうの支部総会は、タダです。
 それなのに、タダの支部総会の方が、いくらかは空席があるのです。
 独立講演会は、みごとに満員です。

 一体なぜでしょうか。
 きょうの会場を歩き回っていて、たまたま目の前にいらっしゃった働き盛りの男性にお尋ねしました。
 すると、優しい声で、こう仰いました。
「それは・・・献金を受けない、パーティ券を売らない、団体の支持も断る青山さんを少しでも応援したいからではないでしょうか。会費のある独立講演会なら、いくらかは応援できます。しかしきょうのようなタダだと、議員会館の青山繁晴事務所のみなさんに負担を掛けるばかりだと、そう思う人が多いんじゃないでしょうか」 ( 発言の正確な再現ではなく趣旨です )

 ぼくはその場で、おのれの眼に、涙がにじむのを自覚しました。

~引用終わり~

 いま思い出しても、みなさんの志が胸に迫ります。
 しかし、どうぞ、お出でください。
 みんなが居ないと、わたしも秘書さんも、とてもとても寂しいです。
 
▼三浦麻未・公設政策秘書が先にこのブログに書き込んでくれたことを、すこしだけ手を入れて再掲します。

~ここから、秘書さんの書き込みの再掲~

秘書より、支部総会と党員資格継続のお知らせです。

■支部総会のご案内
 
 今年も青山繁晴事務所を通じて自由民主党の党員になってくださっている方のために、支部総会を開催します。
 皆さんのお越しをお待ちしております。
 
【日時】2025年6月8日 ( 日 )  14:00~16:00
【場所】砂防会館別館「シェーンバッハ・サボー」
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館1階

★【参加費】無料

【参加資格】青山繁晴事務所を通じて入党された方なら、すべての方が参加できます。

★まだ党員でない方も、この機に入党をしていただければ申込みが可能になります。ここです。

★18歳未満の党員のお子様も同席可能です。

【申込み方法】
参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。

 後日、参加可否のメールをお送りします。
 定員に達した場合、先着順とさせて頂きます。
 
 ■令和7年の党員資格継続について
 
 例年通りに、令和7年の党員資格継続のご案内は、5月中にメール、もしくは郵送でご連絡します。
 継続は、党費を口座に入金していただくだけの手続きです。
 書類の記入などは必要ありません。
 
 みなさま、ご案内まで今しばらくお待ちくださるようお願いします。
 なお、令和7年に入党された方は継続の必要はありません。
 
 住所変更がある方は以下のメールアドレスまでご連絡ください。
 お問い合わせ先 : aoyama.shigeharu.info@gmail.com

~三浦麻未・公設政策秘書による書き込みの再掲、ここまで~

▼旧来の政治家とはまったく違う歩みを続けているわたしが、これからも党員数1位かどうかが、自由民主党が時間はかかっても変われるのか、日本政治が変われるのかの、ほんとうは分水嶺のひとつになります。

「史上初のしがらみなき党員」という名の戦友で居てください。
 また、新たな戦友になってください。
 毎日の夜更けに鬱屈に沈むわたしの、唯一の救いです。





 
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