On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-05-31 19:33:31
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ちゃんと反応してくださるひとが居て、うれしいです



▼夏の参院選の大阪府選挙区が、地方議員の多くが望んでいた公募となればなったで、新たな苦闘が始まっています。
 きょうは朝から、大阪市内で日本主婦連合会の集まりに参加したあと、難題ばかりを議論するしんどい協議や、微妙な神経戦を平然と戦わねばならない交渉に、次から次へと臨んでいます。

 わずか160年ほどまえ、長州が英国海軍にコテンパテンに打ち砕かれたあとに「魔王」 ( 英国の通訳アーネスト・サトウ ) のごとく交渉に臨んだ高杉晋作の姿が、胸にいつもあります。
 高杉晋作は、敗者でありながら新時代を拓くことだけを考えていたから、虚勢ではなく、日本の誇りをもって、ほんとうなら苦しいはずの交渉に望外の成果を収めました。

 わたしも誠に不肖ながら、どんな紛糾にも高い志をもって、決然と淡々と、臨んでいきます。
 そうした協議、交渉を終えて、夜には高校生のためにネットラジオで議論しました。

▼そうしたなかで、このブログには『憤怒と祈りで建国だ』 ( 扶桑社刊 ) を読んだという人の感想が次から次へと入っています。
 発刊日当日の5月31日に、ちょっと驚くほどたくさんの読者が、すでにこの新しい本を手にされています。

 書き手として、なにより去来する気持ちは、『よくぞ、こんな日々のなかで1冊の書籍を期限通りに書き上げたなぁ』と他人事のように呆れる気持ちです。

 なんども『ほんとうに、この烈しい疲労と、泥のような眠気と、ほんのわずかな執筆時間で、いくらなんでも ( 400字詰め原稿用紙換算で ) 200枚を大きく超える原稿を書けるんだろうか』と、いくらか不安に思いました。
 しかし結果は、発刊の予定日を、ただの1日も遅れることはありませんでした。
 どんなに発刊日が迫ってきても、決して原稿を急 ( せ ) かすことをしなかった編集者のおかげもあると思います。



▼早速にいただいた感想のなかで「青山さんと一緒に国会審議に臨んだ、決算委員会の場面が,
いちばん印象に残ります」という趣旨が、女性の読者からありました。
 本というものはアナログです。
 しかし、この新刊では、アナログの本なのにヴァーチャルに、たとえば国会の審議の場や、自由民主党本部の部会に入り込めるという新しい手法を試みています。

 そこに反応してくださったのは、めちゃめちゃ嬉しいです。

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