On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-08-04 03:50:50
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  苦闘、そして苦悶のなかの連帯



▼きのう8月3日の日曜に、東京ビッグサイトで開いた第164回独立講演会にて、抽選に当選されたおよそ千人の日本の主人公と4時間40分 ( うちトイレ休憩が1回 ) 、一緒に考え抜きました。



▼これは19歳の大学生です。
 このあと、彼のもとへ歩んで、その質問に答えつつ一緒に考えました。
 質問はこの良心的な若者の今後の生き方をめぐるものでした。しかし根幹にあるのは、世代を超えて国難にいかにみんなで立ち向かうか、祖国の新しい希望にどうやってひとりひとりがこれも世代を超えて貢献するか、でした。

 これこそ、独立講演会の根っこの連帯です。



▼これは著名な漫画家です。



▼先に、有名な映画監督が参加者のなかにいらしたと同じように、漫画家も千人のなかにいらっしゃいました。
 いずれも、いただいた質問で参加が分かりました。

★【重要】 独立講演会の対話の中身は一切が秘、参加者だけで共有することなので、上掲の大学生、この漫画家のかたのいずれも対話の中身は、無条件の公開情報であるこの個人ブログで紹介することはありません。

▼独立講演会は、この日まで14年のあいだ毎月1回、開催し、これまで164回を重ねてきました。
( 7月は、参院選のために開催しないという主宰者である独立総合研究所の方針で開催しませんでした。その代わりに8月に2回、開催して、通年での開催ペースを守り抜きます。次回は8月31日の京都です。ここです )

 その164回の全てについて、わたしは全質問を頭に入れて、舞台に上がりました。
 参加者が千人だと、質問を寄せられているのは、毎回おおむね7百人ぐらいです。
( 上記の次回@京都の質問はこのボタン 
 から書き込めます )

 ネットでは「そんな沢山の質問が頭に入るはずがない」と中傷も受けましたが、いいえ、わたしは現実に頭に入れます。
( 講演が終わると、わたしの頭脳のささやかな容量に合わせて、一部の質問だけが頭に残ります。しかし、これまで主権者のみなさんからの質問を、14年間の合計でおよそ11万5千問ほど、いったん頭に入れているわけですから、わたしにとって貴重な、いちばん大切な情報源のひとつになっています。
 きのうの講演のあと、独立講演会は青山さんのストレス解消かという書き込みがありましたが、ストレスはむしろ溜まります。わたしが動画でいつも独立講演会の大切さを強調しているのは、主権者の本音を聴く機会という意味ですね )

 独立講演会では、じかに紹介しない質問も全て頭に入っていますから、わたしの発言のなかに、それらへの答えも含めて話していきます。

 およそ700問全部をひとつひとつ紹介して答えていくなら、1問につき仮に1分、あるいは2分間しか費やさなくても700分から1400分、 つまり11時間40分から23時間20分かかります。
 独立講演会はかつて5時間半ほど行っていました。そのあいだ立って話し続けるわたしには問題ありませんでしたが、参加者の一部のみなさんの限界を超えていると判断し、今は原則4時間半、うちトイレ休憩1回に抑えています。

 したがって、上記の11時間~23時間という時間を費やすのは、もちろんまったく不可能です。
 そして質問を読みあげ、それに答えるとき、およそ700問全部について2分以内できちんと答えることができるはずもありません。
 実際700問全部に答えるなら、おそらく少なくとも60時間以上は掛かるでしょう。
 きのうで申せば、東京ビッグサイトの会場を2日半丸々借りて、千人に2日半、居てもらわねばなりません。

 当然ながら、そんな非人間的なことはできません。ではどうするか。
 わたしの責任として、全質問を頭に入れて、頭と魂のなかで整理して、それへの答えを組み込みながら話していき、そしてトイレ休憩のあとに、幾つかの質問を紹介し、丁寧に対話しながら答えていきます。

▼こうして独立講演会の4時間半を終えて、都内が会場であった場合の多くは、みずから運転して帰宅し、帰宅すると、すぐに次の仕事が待っています。

 今夜は、ふだんとはちょっと違う仕事です。
 青山千春・東京海洋大学教官が、志の強靱な日本女子と対談し、その原稿のゲラ ( 本にするまえの仮印刷 ) のコピーを渡されているので、その全文をブラッシュアップ、磨きをかけます。
 もちろん、まったく無償の、かつ一晩で仕上げるには重い仕事ですが、配偶者の出す本であるという理由だけではなく、本の中身に、日本の自前海洋資源の課題が含まれているので、科学者である青山千春・海洋大特任准教授の発言を主権者のみなさんに分かりやすくするのが目的です。

 これを朝までに仕上げていき、夜が明けると8月4日の月曜日ですから、日本の政治を正すための動き、まつりごと ( 政 )の行動を続けます。
 それと同時に、8月5日火曜日の13時が、新しい文庫本の『やさしく夜想の交叉する路』の念校ゲラ ( 念のためを期して最後にもう一度点検するゲラ/仮印刷 ) の直しの〆切、かつ校了 ( 著者の手を離れること ) ですから、この文庫本の全文を推敲せねばなりません。
 そして会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) の8月最初の1本をすでにおおむねは書いているので、その情報の精査と、文章の精緻な仕上げを急ぎます。

▼さらに、世界のエネルギー・インフラストラクチャの現場を回り、諸国の政府高官や治安責任者と国際共通語 ( 英語 ) でテロ対策について直に議論する海外出張が迫っています。
 その準備も急がねばなりませぬ。

 いつも通り、自主的な出張です。民間専門の時代から足かけ28年、すべて自力で続けている海外出張です。
 諸国とエネルギー・インフラストラクチャへのテロを防ぐ実務的な議論を四半世紀以上にわたり続けている専門家である国会議員は、ありのままに申せば、日本にわたしひとりです。世界にもまず居ないでしょう。
 そしてこの議論の成果は、一切合切すべて、無償で政府に渡しています。それが、日本のエネルギー・インフラストラクチャのテロ対策において歴史的な改善と前進をいくつも実現してきました。

 しかしテロ対策ですから、一切、公表されません。
 したがって、日本政府のごく一部と、エネルギー関連の民間企業のごくごく一部にしか、わたしの貢献は知られることがありません。
 知られないまま、いつの日か世を去るのです。

 これは、国会議員としての公務の全てにいわば上乗せして遂行している任務です。
 こうしたなか、「おまえは何もしていない」という中傷誹謗が、きのうも、今日も、明日もやって来ます。
 その中傷のなかには善意の思い込みも沢山あります。ただしそれはいつも、独立講演会に来ることがない、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) はもちろん購読しない、そして公開の著作も読まない人で、しかしタダで視られる動画「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」だけはご覧になり、非難を書いて、このブログに送ってこられます。

 それが現実の日本社会ですから、淡々と生きて、報いは求めずに働くだけです。どうということはありませぬ。

▼日本は今、衆参両院の選挙で明示された民意に逆らって、内閣総理大臣が責任をとらないという未曾有の、かつ奇怪な国難に直面しています。
 その石破総理の真の目的のひとつが「8月15日を総理としてまたぎ、80年談話を出して、敗戦後70年の際の安倍談話を上書きしたい」という欲にあることはもはや明白だと、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 )  の代表として考えています。
 これをめぐって、護る会は参院選まえの5月7日にすでに、正式な文書にて石破総理に80年談話も、それに代わるという「戦争の検証」も、いずれも断念なさるよう求めました。
 そして参院選後の先日、護る会は拡大執行部会で議論したうえで総会を開き、この姿勢をあらためて確認し、声明をもって総理に断念を迫ることを決しました。

 この護る会の動きに加えて、自由民主党の幹部は、非公式に明かす個人的見解として「護る会と、それとね、動画 ( 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会 ) の影響力もあって、総理は終戦記念日にあわせて80年談話を出すことはしない方向のようだ」と、おととい8月2日土曜の夜、語られました。
 動画の視聴回数が多いから、という言及もありました。実際には「視ている人がちょっと多すぎるからね、無視するのはなかなか・・・」という表現でした。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の視聴回数は、放送の開始から満5年ちょうどで4億3千万回を超えていますが、そこまでご存じかどうかは分かりません。

 しかしわたしは『総理はまだ、9月2日の降伏文書調印から80年というタイミングで、事実上の80年談話を出すことは諦めていない』と考えています。
 したがって、総理の座にまだ執着なさるでしょう。政局は続くと考えるべきです。
 それでも上記の海外出張には出ます。諸国の政府と治安機関と交わした約束をほごにすると、別の国益を損ねるからです。
 8月下旬に横浜で開かれるTICAD ( アフリカ開発会議 ) に合わせて、帰国は早めます。アフリカの代表団との英語の会談に備えてほしいと要請されているからです。

▼上記の動画の最新放送として、ここで「究極の一手」を述べています。
 過去にない手段ですから、今、具体的な道筋を、無条件の発信である動画で明かすわけにはいきません。
 究極の一手の、その手の内を事前に野放図に話すなどという愚かなことは、いたしませぬ。

「具体的にどうやるかを言わないのは無責任だ」という書き込みが来ていますが、それをやればまさしく無責任ではないでしょうか。評論家ではないのです。
 また、総理サイドが最高権力を手にしている側として事務方をどのように動かしているかにも触れています。まず現実を知ることは、蛇足ながら、大切ですね。

▼独立講演会から帰ると、次の仕事をしながらいつも、胸のうちで苛 ( さいな ) まれます。
 もっともっと、良く、主権者のみなさんに伝えることができなかったのかと。

 独立講演会はいつも、参加者のおかげで盛りあがります。
 それに感謝と畏敬の念を捧げつつ、おのれの発信としては、納得できませぬ。
 これが辛い。
 それでも、次の京都でお待ちします。

 新しい文庫本の『やさしく夜想の交叉する路』の予約は日々、減るばかりです。
 無理もない。
 この政局のさなかに暮夜、小説も書いている国会議員など、あり得ないでしょうから。
 しかしすべてが同時進行するのが、わたしの不肖ながらの生き方です。





 
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