On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-08-18 10:38:33
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【書き加えました】  これが日本外交の恐ろしい弱点と関係の無いはずもありませぬ


※このブログの時刻表示は日本時間のままです。こちらは、8月17日日曜の夜10時38分に、このエントリーを書き始めました。

▼荷物がまだ紛失したまま、やむを得ず、アメリカのデンバーからアルバカーキに飛びました。
 写真は、日本にはない円形の農地です。
 アメリカの乾燥した大地にふさわしい灌漑方法ですね。円の中央には水源があって、そこから放射状にパイプが伸びていて、水を撒きながら回転するのです。
 飛行機から見ると、まるで謎のサークルのようにも見えますが、当地では当たり前の円形農地です。



▼アルバカーキの街です。
 明日の朝早くに、ここからアメリカのサンディア国立研究所へ行きます。
 サンディア国立研究所は、核をはじめとする安全保障の機密研究をおこなっています。そこまでは公開情報です。
 長時間の議論を予定しています。

▼このハードな自主出張のさなか、このエントリーの最後の方に記したとおり、外務省に大きな責任もあって、重要な荷物が行方不明です。
 ところがこちらで懸命に事態の把握を図ったところ、直接の責任がある、日本国外務省のある領事館の外交官がろくに動いていなくて、いまだに荷物がどこにあるかも分かりません。
 この怠慢は、週末ということが関係しているようです。

 これに似た経験は、実は過去にもありました。
 同じく、テロ防護にかかわる重大な自主出張の途上、パリで深刻な盗難被害に遭いました。これまで公表していません。
 ところが、この時は大使館の外交官が、週末を理由にまったくカケラも動かず、英語のまるで通じないパリの地方警察で深夜、長時間にわたって四苦八苦したのです。
 当然、フランス語が専門の外交官が警察まで来てくれると誰でも想像するでしょうが、いえ、皆無でした。

 最近のことですから、わたしはすでに国会議員です。
 日本の国会議員が、明らかに公務、国益のために海外出張に出ていて重大な盗難に遭い、日本の在外の外交官は「週末ですから、人が居なくて」と動かず、そのために捜査に支障も出て、盗難はそのまま回復できない被害を残したままになってしまいました。

 このとき、あとで大使が謝罪されましたが、そんなことをされても何にもなりません。
 こうした日本国外交官の体質が、さまざまに国益を損ねていることは疑いがありません。

 わたしも、連携して同行しているヘイワース美奈・独立総合研究所研究員も、サンディア国立研究所との議論という重大事を前に困り果てています。
 また、本来の公務が大切な段階なのに、この件でおたがい懸命に動かざるを得ない状態です。

▼それでも東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)は精緻に完成させて、先ほど配信されました。第1493号です。もう25年と4か月、続けている会員制レポートです。

 いつでもどこでも無償、無条件の発信をやめません。「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画もスマホで撮って、日本時間の8月18日月曜にアップされるはずです。
 さらに何とか、撮りたいと思っています。

 新しい文庫本の『やさしく夜想の交叉する路』は、あと13日で発刊です。
 これだけが、ささやかな楽しみです。
 何もかも、ろくでもない苦境にあるわたしのこゝろの、ちいさな光です。
 例えばここから予約してくれている、数少ないみなさん、ほんとうに、ありがとう。





 
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