On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-12-13 22:08:32
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  時には、こういう公務もあります  当事者にとっては生涯の記憶となるかもしれない大切なことだと考え、一生懸命にやります



▼これは表彰式です。
「アース・ハックス」という三井物産と博報堂が共同出資している会社の代表者に、環境省の代表として不肖わたしが「環境大臣賞」を授与いたしました。

 ここでは、環境の改善に功労のあった企業などに環境大臣賞のほか、財務大臣賞、経産大臣賞、農水大臣賞、国交大臣賞の各賞が贈られました。



▼「アース・ハックス」社は、「デカボスコア」というものを開発されました。
 デカボとは、Decarbonization 脱炭素のことですね。
 スコアは得点です。

 すなわち消費者が物を買うときを含め、物の素材、製造、運輸、流通、使用そして廃棄に至るまで、脱炭素に貢献すればそれがスコア、得点となってポイントが貯まるのです。

 わたしは、まず環境省の行政官 ( 官僚 ) のつくった挨拶文を熟読吟味したうえで、おのれの頭の中でみずから再整理や意味づけをおこない、実際に舞台の上で言葉にするときには、役所の作った挨拶文を手にすることもありませんでした。
 政務三役 ( 大臣、副大臣、政務官 ) は、役所に挨拶文をすべて用意してもらい、それを単なる紙ではなく立派な台紙に挟んでもらって渡されます。そして、それを棒読みすることが大半です。
 台紙が立派だと、棒読みということの情けなさが、中和されるのでしょうか ?

 公平に申して、そんなことは無いでしょう。
 表彰されるひとにとってみれば、仕事人生にそんなには無い晴れ舞台かもしれないのに、あまりこゝろに入ってこないのではないでしょうか。

 役所の作った答弁資料を、軽視するのではありませぬ。
 行政官 ( 官僚 ) はちゃんと役割を果たしているのです。
 そのうえで、政務三役は、その答弁資料を背景まで見抜いて読み、そこに含まれる何らかの可能性によって未来がどう変わるかまで展望しなければなりませぬ。
 おのれの現場経験と知的鍛錬と、そして理念によって、中身を組み立て直すことが大切です。

 現実にはごく短い時間でそれを行う必要があり、簡単なことではありません。
 しかし、これも政務三役の任務だと、わたしは考えます。

▼この日は、当然のことのように棒読みされた政務三役もいらっしゃいました。
 しかし、たとえば護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の若手有望株、山本啓介農水政務官が農水大臣賞を授与するとき、あいさつの前半こそ、役所の用意した文章をそのまま読みましたが、後半はその台紙で飾られた挨拶文を降ろして、自分の言葉で、祝意と受賞の意義を語りました。

 わたしは護る会代表として、内心で、とてもとても嬉しかったです。
 そして、順番が最後になった環境大臣賞では、わたしは台紙も何も最初から持たず、みずからの言葉で、しかし行政官 ( 官僚 ) の努力と立場もきちんと尊重するべく中身のバランスをとって、長くなりすぎないよう時間を考えながら、気持ちを込めて述べました。

 そして「舞台に上がっておられる代表者だけでは無く、会場で舞台を見上げておられる関係者のみなさんにもまた、こゝろからの敬意と祝意を申しあげます」と述べました。



▼そのあと、晴れ晴れとした笑顔で、「アース・ハックス」社を代表して受賞者が気持ちを述べられました。
「青山さん、とても素敵なコメントをありがとうございました」とも仰いました。
 こちらこそ、ありがとうございました。

▼いつでもどこでも無償、無条件の発信をやめません。
 このブログと、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」がそれです。

「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の未紹介の最新動画は、あとひとつだけになりました。
 これです。

 わたしは国会議員として満10年まであと半年強の今も、研究者であり専門家であり続けています。
 ほんとうは、そうであって初めて行政官 ( 官僚 ) が真剣に、国会議員の話を聴くからです。
 キャリア官僚はわずか1年半から2年ほどで担当が変わります。どんなに長くても5年になったりしません。
 しかし不肖わたしは、5つの専門分野の内のひとつ、自前の海洋資源については、28年におよぶ海での現場経験と、積み重なった専門的見解と、国内外での実績を持っています。

 だからこそ、経産省の行政官 ( 官僚 ) などに、わたしと連携する人が、少しづつであっても増えていくのです。
 経産省のエネルギー庁に、「石油天然ガス課」という海外の資源の輸入だけをやる担当課がありました。
 わたしは、初めて議員となったとき「1期6年が終わるときまでに、石油天然ガス課を資源開発課、すなわち自前の資源を開発する担当課へとコペルニクス的転回を遂げることを実現してみせます」と述べました。
 その通り、実際に「資源開発課」に改組されました。

 日本の国会議員であっても専門性が国際社会で認知されるひとつが、権威と歴史のある国際学会で、国際共通語 ( 英語 ) にて学術発表をすることです。
 先日、それを「日仏海洋学会」でおこないました。
 これは、その動画です。

 こういう動画をもっと主権者のみなさんが視てくださるよう変わらないと、日本は変わりませぬ。
 僭越な物言いで申し訳ない。

▼今夜にアップしたばかりの動画は、これです。
 中国とロシアの独裁者が揃って、トランプ大統領を誤解し、舐めてかかっているという、恐ろしい結果を生む可能性のある事実を、あえて抉 ( えぐ ) り出しました。

▼国会議員であり、たった今は内閣の一員でもあり、研究者・専門家でもあり、大学の教員でもあり、そして作家でもあります。
 作家であり続けるのは、日本文学の伝統を絶やさない、絶やさないだけではなく新生をはかるという、ささやかな、かつ長いあいだの志です。

 これまでに無い小説であろうと志して、上梓したのが『やさしく夜想の交叉する路』です。
 わたしは方法論に拘 ( こだわ ) る、日本には珍しいタイプの小説家です。

 これまでに無いまつりごと ( 政 ) の地平を切り拓こうと、ほぼ同時期に上梓したのがノンフィクションの『絶望を撃つ』です。
 わたしは、方法論をたいせつにする、ノンフィクション作家です。この新しい本では、「対論」を単なる「対談」に終わらせないために、第1部が書き下ろし、第2部が最若手とのぶつかり合いという、滅多にない構成にしました。

▼さて、日本女子も素晴らしく奮闘しています。
『ぼくらの祖国 おんな版』を一読していただければ、それが分かります。

 その生の声をじかに聴いていただけませんか。
 まずは、〆切直前の現場講演です。

▼次に、わたしも「スペシャルゲスト」として参加する予定の講演です。 ( もしも公務とバッティングしたら許してください。しかし、ふつうは公務の無い土曜日の講演ですから、基本的に参加予定です )
 下掲のチラシに「スペシャルゲストと鼎談 ! ? 」とあるのは、不肖わたしのことです。わはは。
 まもなく、チラシを差し替えて、わたしを参加者として明記するそうです。わたしもその方がいいのではないかと考えています。





 
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