On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2008-07-14 05:13:59

サイン会へおみえになった阿蘇さんへ、取り急ぎ




▼きのう京都アバンティ・ブックセンターで開かれた、「日中の興亡」発刊記念のサイン会に、一家でおみえいただき、ありがとうございました。

 たくさんおみえになった方々のなかで、阿蘇さんにだけ、取り急ぎお話しするには訳があります。


▼サイン会で、整理券に「名入れご希望の方はこちらにご記入ください」という欄がありましたね。
 そこに、阿蘇さんご自身が書いてくださったお名前の字が、阿蘇ではなく、蘇の字の下の部分が左右逆になり、「魚」が右に来ていました。

 ぼくは、その字に正直、びっくりしました。
「これはなんとお読みするのですか」とお尋ねしたのを、きっと阿蘇さんは覚えていらっしゃるでしょう。
「あそ、です」と、はっきりお答えになり、ぼくは『こんな字があるんだ』と驚きながら、そのまま、その字でお名前を書いて為書きをし、サインをいたしました。

 したがって、不思議な字で為書きがしてあるサインになっています!


▼阿蘇さんはきっと、あの場の雰囲気で思わず、左右を逆に書かれたのだと思います。
 だから、やむを得ないと言えばやむを得ないのですが、一方でお名前の字が違うのはきっとおいやでしょう。

 もしもよろしければ、京都アバンティ・ブックセンターを通じて、サイン本をわたしにお送りくだされば、正しい字でサインし直して、お送りします。
 ご連絡をお待ちしています。


▼以上のことは、阿蘇さんからこのブログに、次のようなコメント書き込みをいただいて、気づきました。


~阿蘇さんのコメント書き込み(2008-07-13 18:07:20)~

本日はサインして頂きありがとうございました。
本日の最年少チビ助にまで握手して下さいましたのに泣いてしまいまして本当にすいません。
では今から日中の興亡読まさせて頂きます。

~阿蘇さんのコメント書き込み、ここまで~


 このコメントには、阿蘇とありましたから、あれ、これならふつうの字だ、阿蘇山の阿蘇だと思い、すぐに整理券を調べてみましたら、やはり蘇の字の下の部分が左右逆に書かれてありました。

 なかなか味わいのある、不思議な字になっていて、ちょっと楽しい感じでもあるのですが、たいせつなお名前ですから、やはりできれば正しく書かせていただきたく思います。

 連絡をお待ちしていますね。


 青山繁晴 拝 7/14月曜 朝5時13分


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