On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2010-04-30 20:20:35

太平洋へ飛び立つまえに その1 (こちらから読んでください)


▼すべてのかたがた、おはようございます。
 いま4月29日木曜の朝5時27分です。

 東京は静かな朝です。曇り空です。けれども、うっとうしくはありません。遠い青空がうっすらと、雲の向こうにはみえています。ふしぎに清潔な空です。
 昭和天皇のお生まれになった日にあたり、あらためて先の陛下への深い敬愛と感謝を、ささやかに捧げます。


▼いくつか、とりあえずの(仮の)お知らせがあります。
 とりあえずのお知らせではありますが、たいせつな知らせもあります。


【ネット動画およびTV番組】

▽かねてから試験版をアップしていたネットテレビの『青山繁晴.TV』(青山繁晴・ドット・ティーヴイー …という、こっぱずかしい名称です)の本番が、4月28日の夜に始まりました。

 こちらから飛べます。http://www.xn--rhtw6ui2tl3w.tv/
 そのまま「青山繁晴.TV」とグーグル検索に入れていただいても出てきます。この場合は「青山繁晴」と「TV」のあいだにドットをお忘れなく。

「試験版は無料サイトだけど、本番では有償になるのじゃないか。それは良くないですよ」という趣旨で心配されるEメールやコメントを少なからずいただきましたが、ご心配なく、ぼくも同意見でしたから、完全に無料のサイトです。
 志のあるスポンサーの支えだけによって、サイトの維持を試みていくことになります。

 短くはない準備期間を経て、本番がいよいよ始まったのですが、残念ながら、すこし不具合があります。まだ一部、未完成な部分があります。
 たとえば…各テーマ別に、話が途中で終わっているようにみえます。
 実は、そのテーマごとに、続々と後編を重ねていくスタイルなのです。ところが、「これで終わり」( The End )じゃなく「続く」( To be Continued )であることが、視聴者には分かりにくくなっています。
 続編のあることが分かるように、改善したいと思います。

 また、支えてくれるスポンサーへのリンクも、まったく未完成です。

 一方で逆に、ぼくとしてはリンクすることを必ずしも望まないサイトにリンクするように、提携会社がリンクを(ぼくと独研の諒解を経ずに)設定してしまっているので、提携会社に修正を申し入れています。
 この修正はすぐに成されるかもしれないので、この書き込みをアップする頃には、この一件に関しては問題解決となっているかもしれません。

 このように、まだ未完成のスタートとはなりましたが、まずは、よろしければアクセスしていただいて、ぼくがいったい何を話しているか、どんな問題意識をみんなと共有したいと拙(つたな)いなりに訴えているか、ちらりと視てみて、聴いてみていただければと、願います。
 また、試験版も従来通りに、YouTubeで視ることができます。
 試験版と言っても、ぼくは手を抜いたわけではありません。下手くそながら、全身全霊で話しました。


▽次回の水曜アンカー(関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」の水曜日版)は、番組自体がお休みです。5月5日水曜ですね。
 ぼくはこれを活かして、急遽、海外出張を準備中です。
 ただ、ふつうならアポイントメントに最低でも6週間以上かかる相手方に、「中国海軍の西太平洋進出などについて議論する」ためのアポイントメントを申し入れていて、実現できるかどうか未確定な部分もあります。
 このアポイントメントが未確定でも、ほかに取材したいところ、ぼくがふだん講演で触れている場所で再訪したいところがありますから、4月30日に出発することは、決しました。
 こうした成果を、5月12日水曜以降の水曜アンカーや、近く出版予定の新刊「ぼくらの祖国」(扶桑社)の仕上げなどに活かしていきます。

 それから、こないだ久しぶりにTVタックルのコメント収録がありました。
 長寿番組のTVタックルは多くのディレクター陣を擁していますが、そのなかでも、志のある人だなぁ、よく勉強なさっているなぁと、ぼくがかねてから思っているひとが、たいへんに久々に収録に来られました。
 予定通りであれば、5月3日月曜の放送で、流れるのではないかと思います。

 TBS系列(毎日放送制作)の「知っとこ」は、今週の土曜は出ないと思います。まだ収録がありませんから。

 これらTV番組について、こちらから働きかけることは今まで一切なかったし、これからもありません。
 ぼくはTVタレントではありませんから。
 一方で、志には、いつでも応じます。
 志のある人はすべて連帯する、それだけが、わたしたちの祖国の再生をいつか実現すると、強く信じていますから。


▽CS放送の日本文化チャンネル桜で、新番組「青山繁晴の答えて、答えて、答える」がスタートしていることは、ご存じのかたもいらっしゃるでしょう。
 チャンネル桜は、無料でもご覧になれるようにしてくれています(SakuraSo TV)
 たとえばhttp://www.so-tv.jp/channel/title/channel_number_cd/00001/program_regist_no/00001030120100416-12713838038985

 これは、みなさんからチャンネル桜に直接、寄せていただいた質問の数々に、これも直接、答えるという番組です。
 質問にとことん答えていきたい、どのような分野でも答えられる限りは答えていきたい、という気持ちは、ずっと前から育んできたので、この収録は重い責任を感じつつ、すこし愉しいです。
 チャンネル桜の、穏やかな人柄に剄(つよ)い志を秘めたディレクターの井上敏治さんらの最初のオファー(お申し出)は、このように質問に答える番組を創りたい、というのではなく、とにかく参画してくれませんか、というオファーでした。
 ぼくは正直、最初は「無理じゃないかな」と思いました。もう日程も時間もいっぱい、いっぱいですから。

 だけども、まず独研(独立総合研究所)の、いざというときだけ極めて簡潔に考えを述べる自然科学部長(メタンハイドレートの研究・開発に取り組む科学者、Phd.海洋音響学の博士。日本の既得権益と真正面から戦い、中国や韓国の日本の海への浸食とも洋上で、非武装の研究船で戦っている江戸っ子の女性)が「社長、やるべきです。たとえば海上自衛官もみてくれて、しっかり考えると思います」と言いました。
 ぼくも、チャンネル桜の苦闘、そして健闘をぼくなりに受け止めたかったのと、ふと、「すべて質問に答えるという番組なら、一からつくってみたい」と考え、チャンネル桜に提案してみたら、よしっ、そうか、それで行きましょう、という感じで諒解してくれたのです。

 番組タイトルについては、チャンネル桜からは別案がいくつか提案されました。
 ありのままに言って、その別案は「青山が暴く」みたいな感じのタイトル案が多かったのです。ぼくは暴くために、発信しているのではありません。
 ぼくはディレクターに「徹底的に答えて、答えて、答える、それをやりたいのだから、そのまま番組タイトルにしたい。これしかないと思います」と応えて、それを認めていただきました。

 この番組の収録も、続いています。
 いっぱいいっぱいの日程のなかで、数時間を空けて、まとめ撮りをしますから、ぼくは文字通りに精根尽き果てます。
 しかし、この番組の視聴者から寄せられる質問のレベルの高さに驚き、こころの奥から励まされています。
 凄いですね、みなさん。
 それも、番組の放送が始まる前にいただいた質問よりも、放送が始まったあとに現在、いただいている質問はさらに質が高くなっています。
 ぼくは、ちいさな砂粒のような存在の男ですが、ささやかな信念として社交辞令、お世辞のたぐいは言いません。


▽それから、先日にある旧知の代議士のパーティに友情として顔を出し、求められるままに挨拶に立ち、日本政治への願い、怒り、祈りをそのまま述べました。
 すると、パーティに参加されていたかたがたが「話をしたい」と集まってこられ、そのなかに気品ある女性がいらっしゃって、「わたしは、既存メディアにはない情報を発信するためのネットTVをやっていて、いろいろな方に無償で出てもらっています。青山さんも出てくれませんか」とおっしゃいました。
 名刺をみると、「超人大陸」とありました。
 恐縮ながら、ぼくは知らなかったけど、そのパーティに友情で参加していたこともあって即、OKしました。
 あとで、ぎゃー、独研の秘書室はまた日程調整に困惑するだろうナァと思いましたが、いったん約束したら、よほど特別な事情がない限りは変えられません。

 そして、最初の収録で、ぼくはこれまで一度も話さなかった独研へのまことに卑劣な、あるいはほんとうに間違って思い込んでしまった?ための中傷について、真情を述べました。
 超人大陸のスタッフ陣によれば、フェアな強い反響があったそうです。
 そこで、2度目の収録に来られました。
(ぼくは知りませんでしたが、この「超人大陸」のサイトに「青山繁晴の熱血トーク」というコーナーができてしまっているそうです。ぼくは正直、自分の話が「熱血」とは思っていないので、うーむ、とは思いましたが、それは超人大陸のスタッフのかたがたの解釈であり、訂正することでもありません)

 ぼくは、その2度目の収録の日、講演と講義も複数、テレビやネットTVの収録も複数、独研社長としての業務もたくさん、という凄絶な一日で、その長い一日がふつうならもう終わっているような遅い時間帯での収録でしたから、ほんとうに疲弊していました。心身をふり絞りました。
 そのまえに、独研の自然科学部長が「海の王国」という素晴らしい名前のコーナーのために収録しました。

 実は、この超人大陸、ぼく自身はまだ自分の収録分を視ていないのです。
 ひとによっては、ご自分の動画とかTV出演の録画を熱心にご覧になるかたも少なくないですが、ぼくは自分の画像なんて気持ち悪くて見る気がしません。
 だから、どんな具合でアップされているか分からないので、この個人ブログで何も触れませんでしたが、超人大陸のスタッフによると「生き方を変えようと思った」という趣旨のコメントが次々と寄せられるというので、そのコメント欄「THEVOICE」を、ちらりとだけ拝見してみました。

 すると、「無給でもいい。青山社長の下で働きたい」というコメントに思いがけずぶつかり、不覚にも落涙しました。そこで、この地味ブログにもURLをアップしておきます。
http://www.choujintairiku.com/top3.html
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