On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2010-07-07 08:21:18

来てくれませんか? ぼくらの祖国のために。




▼参院選が迫ってきました。
 きょう7月7日水曜たなばたの夕刻、関西テレビの報道番組「アンカー」では、外国人地方参政権の問題も取りあげます。
 けさのRKB毎日放送(福岡)のラジオ番組「中西一清スタミナラジオ」のレギュラー・コーナー「ニュースの見方」(水曜)では、もうすでに取りあげました。
 関テレ、RKBラジオとも、編集があり得ない生放送です。

 参院選が公示中という制約はありますが、参院選のさなかだからこそ、取りあげねばならない問題もあります。
 中身は簡潔になっても、有権者が投票するときに、なるべく複眼思考の視点を提供することは、発信者の義務だと考えています。
 この参院選が、まるで「消費増税」だけを問う選挙のようになっているというのは、マスメディアの決めつけであり、有権者には、もっと幅広く、外交・安全保障まで踏まえてご自分の投票行動を考えているかたが、感嘆するぐらい多いのを、ぼくは実感しています。
 

▼7月11日・日曜の投開票当日の選挙特番はことしも、関西テレビの特番に参加します。水曜アンカーと同じく、ぼくの解説コーナーもあります。ただし、ふだんの水曜アンカーよりはコーナーの時間が短くなりそうです。


▼7月11日・日曜の参院選当日、実は午前10時半ごろまで、北海道にいます。
 前日の10日土曜、日本青年会議所(JC)主催の「北方領土返還要求現地視察大会」が開かれ、ぼくがそこで基調講演をいたし、そのあとパネルディスカッションのコーディネーターも不肖ながら務めます。
 パネルディスカッションには、パネラーとして西村眞悟さん、濱口和久さん(チャンネル桜キャスター)、相澤弥一郎さん(社団法人・日本青年会議所会頭)が参加される予定です。

 ぼくは11日に釧路空港から羽田にいったん戻り、そこから伊丹に飛んで、大阪の関西テレビに入りますから、かなりぎりぎりの日程で、飛行機が遅れたりすれば大事(おおごと)になりかねません。
 ですから、JCから要請があった時に受けるべきかどうか、かなり考えました。

 しかし、参院選の前日だからこそ、よけいにこのJCの諸君の尊い努力にも、それから大会に参加してくださる市民、国民のみなさんの志にも、しっかり応えるべきだと思い、お受けしました。
 この大会は、今回で実に41回を数えるのです。
 ぼくらの祖国は、領土を国際法に違反して不当に奪われたまま、この参院選で取りあげられることも稀です。
 そのなかで、無償の努力を続けてきた歴代JCのみなさん、それから参加されてきた市民、国民のみなさんに、この一身の深い敬意を捧げ、ぼくも心して講演いたします。


▼この大会は、7月10日土曜の13:30から16:00まで、北海道・根室市の北海道立・北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」で開かれます。
 どなたでも参加できますし、参加無料です。当日いきなり、会場へ行っていただいて「参加したい」とおっしゃっても大丈夫だと今朝、日本青年会議所・北海道地区協議会の主権国家確立委員会で委員長をなさっている笹木潤一郎さんに電話で確認しました。

 みなさん、開催直前で、しかも北海道外のひとにとっては遠いですが、ひとりでも多く、参加していただけないでしょうか。
 われらの北方領土を望む現場、ザ・ゲンバで、同じ日本国民がしっかりと生活されていた領土の香りを間近に感じることができますから、たとえば、ぼくの講演がつたなくても、遠方まで来られる意味は十二分にあると思います。

 そして、外交・安全保障を忘れたかのように、マスメディアが消費増税だけを焦点として取りあげているこの参院選に、カツを入れ、同時に、わたしたち有権者が何を基準にして11日に投票すべきかをもう一度、一緒に考えませんか。

 問い合わせ先は、上記の笹木さんです。メールアドレスは、  jun1ro.jun@sasakisangyo.co.jp 、携帯電話は 090-6874-2361 で、メールも電話もOKだと、これも笹木さんに確認してあります。

 根室市の会場に道外から行くには、釧路空港か中標津空港まできていただき、そこからバスの便があります。ただ、バスの便は少ないですから、事前に時間をお調べください。


▼あとひとつ、7月21日水曜のアンカーは、ある東京での仕事が、義理と志からして、どうしても外せず、参加できません。
 これまでは、そうしたとき、あらかじめロケをやって、VTR参加をしてきましたが、今回は関テレ報道部の考えで、それもありません。
 水曜アンカーで、ぼくがまったく影もないのは、初めてかな?
 おのれの仕事の都合で参加できないのに、ぼくは正直、みなさんにお目にかかれないのを、寂しく思っています。
 こころから、ごめんなさい。

 その翌週からはまた元気に、ナマ参加しますからね。


※会場はここです。まさしく北方領土を望む場所です。
(会場のアクセスなどの画像は北海道立北方四島交流センターの公式HPからお借りしました)

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