On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2006-03-06 06:19:14

そういえば





 ぼくのつたない書物の『日本国民が決断する日』(扶桑社・刊)が、増刷になりました。
 第一刷の出版が2004年の6月、もはやおとどしのこと、1年9か月も前ですから増刷はとっくに諦めていました。

 ぼくの本はさっぱり売れません。
 そして、わずかな本しか出せていません。
 だから、増刷はこれが初めてです。
 プロの物書きとしては、まことにまことに恥ずかしい次第です。

 それでも、こころから嬉しいです。
 この増刷は間違いなく、ぼくの講演を聴いてくださったかたから「読みたいのに、書店にないよ」という問い合わせが積み重なってのことだと思います。

 ありがとうございます、みなさん。
 独研の社員たちも、驚いたことに寄せ書きをつくって、祝福してくれました。

 ことしは、ほんとうにことしは、どんなに忙しくても、身体がたいへんでも、物書きとして復活する年にも、したいです。



(写真は、その『日本国民が決断する日』が出版されたころ、仕事で青森県を訪れ、大好きな奥入瀬の渓流に短い時間ながら立ち寄ったときに撮ったショットです。
 ぼくは、日本語の文章を書くとき、一太郎ソフトを使っているのですが、一太郎にはリラックス・ビューという楽しい機能があって、文字の背景を選べます。
 そして、ぼくはたいていのときは、この奥入瀬渓流の緑を背景に、文章を書いています。)


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