On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2014-12-09 12:41:35

富士の語る近未来  ✶写真や、本の種類を追加しました。


▼いま国内線の機中です。
 みんなのたゆまぬ努力の結晶でもある、日本の国土が見えます。
 たくさんの課題を持つ都市と田園、そして大自然でもあります。
 12月14日の総選挙を通じて、これら課題の戦略的な解決へ一歩、進みたいですね。

 こう書いているうちに、ぼくらの富士がお姿を現しました!
 なんと、たおやかな。
 なんと、清らかで静謐な。
 ぼくらは幸せですね、日本国民として生まれ、育まれて。
 このように毅然とした姿の祖国に、もう一度、造り直していきましょう。

 機中で隣に座っている独研(独立総合研究所)総務部秘書室第2課(社長同行担当)の秘書Sも、25歳の女子ですが、国士です。
 国益のためにこそ、この仕事に就いているのです。
 国士に女子も男子もありませぬ。
 それが真の日本の伝統であり、武士道です。

 ちなみにぼくはS秘書を「こくえき少女」と呼んでいます。
 二十代でも八十代でも九十代でも、ぼくにとっては少女です。
 ぼくもローティーンの頃と別に変わっていないからです。変わったのは年々歳々、体力と筋力がすこしづつ増強される、そのほんとにフシギな一点だけです。
 S秘書は「社長はトレーニングに行けてないのに、なぜ胸板がだんだん厚くなるんですか」と真顔でたまに聞きますね。ふひ。
 ほんとはたぶん、厚くなってないよ。変わってないだけ。





最新刊の原稿が終わったので、こないだの日曜に日程の合間を縫って、ひさ~しぶりにジムに行きました。
 3か月ぶりに、トレーニングの再開です。
 まずトレーナーがぼくの筋肉などを測定しました。これも不可思議なことに胸囲やウエスト、ふくらはぎなどの数値はまったく同じです。ただ大腿筋だけが左右とも1センチ、小さくなっていました。
 これ、いつもそうなのです。トレーナーには「みなさんが青山さんと同じだと、トレーナーは失業です」と笑う人もいますが、とんでもない、トレーナーがいないと、ぼくのように意志が弱い人間は、こんなキツ(きつい)トレーニングなどできるわきゃない。
 ふだんから気は強いけど、意志は思いきり弱いですからね。

 …とこれまで書いてきて、確かにその通りなんだけど、新年からではなくこの年末から意志弱き男を返上することにしました。
 どうも「意志が弱い」と公言して自分に甘えているなと考えました。
 さ、とりあえず、意志が弱くて夜の歯磨きが大仕事になっているのをやめて、さらりと磨き終えなきゃ。


▼その最新刊は、ご存じの通り、予約を受付中の「ぼくらの真実」(扶桑社)ですね。
 12月25日に都内の大型書店から並び始めるのですが、新年のサイン会がもうふたつ、決まりました。

 皮切りは、1月27日火曜に、大阪です。
 続いて2月3日に兵庫県西宮市です。
 書店もすでに決まっていますが、準備が整うまえに明らかにしてしまうと、問い合わせが押し寄せて書店がパンクしてしまうので、すこしお待ちください。
 人数は100人ぐらいの限定になります。
 ぼくは1冊づつ、読者のかたのお名前を書き、自作の銘を書き、ぼくの名を小さめに書き、日本の大切なオリジナル・カレンダー皇紀で日付を入れ、そして握手し、ご希望のひとには男女を問わずハグをしますから、要はおひとり当たりの時間が、ふつうのサイン会と比べてたいへんに掛かります。
 だからあまり人数を増やすと、書店の開店時間内に終わりませぬ。ふひふひ。
 人数限定ですから、お申し込みは早いほうがいいと思います。

 対象の書籍は、「ぼくらの真実」(扶桑社)だけではなく、「ぼくらの祖国」(扶桑社)「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)の3冊になる予定です。
 …と聞いていましたが、メタンハイドレート関連の2冊、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)「海と女とメタンハイドレート」(ワニプラス)も対象になるかもしれません。
 書店名をお知らせする時に、最終決定をお伝えしますね。


▼飛行機はもう高度を下げ始めました。
 朝まで原稿を書いていたのは、論壇誌の「新潮45」です。
 衆院解散・総選挙をめぐる真相を描きました。
 よければ「新潮45」(新潮社)の次号をご覧ください。
 12月18日発売の1月号です。
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ
  • ページのトップへ