On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-02-08 22:15:15
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました / 最後に書き足しました】 国産ワクチンを諦めるなど、トンデモナイ

▼きょうの武漢熱をめぐるワクチンPT ( プロジェクトチーム ) などの合同会議にて、ようやく当たって、何を発言したか。
( そこまでの生中継は、ここここを見てください )

▼この合同会議は、自由民主党の側から政府に、ワクチン接種体制などについて具体的に改善を求める、その『提言案』を審議する場でもありました。
 国産ワクチンについては、提言案の最後に触れられていて、 ( 1 ) 国産ワクチンは実用化にまだ遠い ( 2 ) 次の新しい感染症に備えて、国産ワクチンを接種できる体制をつくれーという趣旨が書かれていました。

▼ぼくは、次のように発言しました。あくまでポイントです。言葉の通りではありません。

▽「どうやって外国製ワクチンの輸入量を確保し、国民にいかに早く、確実に接種してもらうか」ばかりになっているなかで、提言案がとにもかくにも国産ワクチンに言及したことは評価します。

▽しかし「次の感染症に備える」ではまったく弱い。
 輸入ワクチンは、武漢熱ウイルスに対して、およそ3か月しか抗体が持たないという問題があるからです。

 前の合同会議でそれを問うたとき、ワクチンPTの古川俊治事務局長 ( 慶大医学部教授、参議院議員 ) から「3か月で抗体が減衰するのは、青山さんの指摘通り。それでも免疫の記憶は残るようだから、それほど何度も接種しなくても済むのではないか」という説明がありました。
 わたしは古川さんを信頼しますが、それであっても、接種がワンセット ( ファイザーやモデルナといったアメリカの製薬会社のワクチンは、2回打って、ワンセット。2回打たないと接種の効果が発揮できません ) だけでは済まない可能性は充分です。
 それを考えると、輸入に頼るのではなく、国産体制を確立するのは、国家の安全保障そのものです。

 提言案には、「次」ではなくて、「たった今の感染に備える」ために、国産ワクチンの実用化を急ぐことを書いてください。

▽技術立国のはずの日本が、これほどワクチン開発が遅れているのはなぜなのか。
 技術力の問題だけでしょうか。
 緊急時に対応できない規制があるのではないかと問います。
 製薬や、ワクチン製造は人間の命に直接、関わるから、規制は必要ですが、武漢熱の拡大のような緊急事態に対応できないのは、そのままにできません。
 政府、答えてください。

▼このぼくの問いに対して、回答はどうだったか。
 まず党側の古川事務局長は「いまに対応するために国産ワクチンの実用化を急がねばならないという青山さんの指摘はその通り。したがって、提言案を修正します」と明言されました。

▼一方、政府側は、厚労省の医事部門の責任者が「規制のせいではない」と、ほぼ全否定しました。
 ところが、この答えに関しては、その先の出来事がありました。
 それは動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で述べます。

・・・以上、深夜になりましたが、みなさんへの約束を果たすために、記しました。

★この古川教授・参議院議員は「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第14回放送15回放送16回放送に、ぼく、三浦麻未公設第一秘書と、非常に意義の深い鼎談 ( ていだん ) をなさっています。
 今あらためて、ご覧になってください。






 
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