On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2021-11-08 20:45:02
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【一部を書き直しました】  これまで選挙に行かなかったひとが行ってくれた


( あった、あった。近畿大学経済学部でレギュラーの授業を持っていたときの写真です。何かじゃんけんで決めています。ははは。
 それにしても、写真の保存日時を見ると、西暦2016年6月22日の参院選公示日の直前です。保存日イコール撮影日とは限らないけど、いずれにせよ、まさか選挙に出るとは思っていないときですね。
 ※ このエントリーの関連写真です )


▼タイトルの「選挙に行かなかったひとが行ってくれた」とは・・・今回の総選挙のことではありません。それは、すくなくとも現時点ではまだ分かりませんね。
 これは、5年4か月前の参議院議員選挙における全国比例のことです。

ひとつ前のエントリーにて、「青山繁晴と投票したつもりで、自民党と書いた有権者が沢山いらした」ということを記しました。
 ぼくがそう考えているのではありません。
 選挙の公示までわずか数日に迫ったところで急に出馬を表明して、なぜ48万1890票という大量の票が入ったかを、出口調査の結果とも照らし合わせて分析しているところが複数あり、そこの関係者から聞いているのです。

 その分析結果のひとつとして、「青山候補に入れたつもりで、自民党という政党名を書いた」という有権者が少なくなかったということです。
 そりゃ、衆院選では、比例の投票は政党名を書くわけですからね。参院選の全国比例は、個人名、政党名どちらを書いてもいいなんて変なことを想像しないほうが、自然でしょう。
 立法府も行政府も、制度を知らないほうが悪いなどと決して考えてはなりません。
 どんなに忙しい主権者にもストンと分かる制度にするのが国会 ( と政府 ) の義務です。

▼さて、これが何を意味するかです。
 上記の分析には、「これまで政治に関心がない、あるいは白けている、さらには絶望していて投票に行かず、そのために現在の参院選の全国比例の制度を良く知らない有権者が、かなり投票した」という意味も含まれているのです。

 この情報は、ぼくをずいぶん鼓舞しました。
 個人的な名誉などではありません。祖国にとって有意義な変化の兆しがそこにあると、考えました。
 日本の主人公が、日本のまつりごと ( 政 ) に無関心で居る限り、絶対に、祖国は良くなりません。逆に言うと、関心が高まれば、良くなる気運が高まるでしょう。

▼この5年4か月のあいだ、このことに励まされて、どんなことにも耐え、どんな無理も重ねることができた側面があると考えます。
 無関心から脱し、あるいは自民党嫌いを抑えて、投票してくださったみなさん、あらためて深い敬意と感謝を捧げます。

▼それだからこそ、9か月後の参院選に向けても、ぼくは態度を変えません。
 万やむを得ず、再び立候補することを覚悟し、また、落選の可能性が生じているからといって、前回の選挙のやり方を変えません。
 団体の支持はすべてお断り、後援会も作らず、後援会長も置きません。
 この先、選挙資金にどれほど苦しむことがあっても、政治献金は1円も受け取らず、政治資金集めのパーティ券を売ることもしません。
 それで前回と違って落ちるなら、それも民意です。

 深く淡く生きるのみです。






 
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