On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-01-29 13:08:44
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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(さらに続きます)  「要人」という用語を使いましたが・・・

・・・まつりごとの恐ろしさの究極は、ただひとりの要人、要職にある指導者の間違いによって、凄まじい悲惨が万人のもとに、もたらされることです。

 実際には、その指導者の周りにいるひとたちとの、いわば共同作業で国を誤ってしまうのですが、最終的には、ただひとりの間違いだけで、まったく罪なき万人、庶民、国民が想像を絶する無残な悲苦痛に叩き込まれます。

 こうしたことは大統領制で起きるように見えて、日本の議院内閣制でも起こり得ますし、実際に起きたのが、かつての敗戦でもあります。

 したがって、この国会の現場を去ることは今、できません。
 ぼく自身の自由な立場への渇望、あるいは脂の乗った時機にある文筆を用いて、作品を出したい、すなわち参議院議員をほんらいの願いと宣言の通りに1期のみで辞去したい気持ちは、深いです。
 しかしそれは、できなくなりました。
 まつりごとの恐ろしさを、現場に入ったからこそ、知ったためです。知って、放っておくわけには、いきませぬ。個人の願いは、覚悟を決めて、捨て去りました。


※ このエントリは、ふたつ前のエントリー、さらにひとつ前のエントリーの続きです。
  読んでも訳が分からないというかたは、できれば先のふたつを合わせ読んでください。そうは長くないです。
  土曜日曜は、多くの場合、国会日程は入りません。
  ぼくの場合、そうであっても忙しさに変わりはありません。
  それでも、こうしたエントリーは、週末ぐらいにしか、滅多に書かないなと思います。





 
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