2024-08-15 03:05:59
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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敗戦の日の未明に記す、『中国が食べるアフリカ、日本が連帯するアフリカ その2』 質問にもお答えします
▼強行軍のアフリカから帰国した直後に、ご承知のとおり、岸田総理の不出馬ということも起きました。
それは、マスメディアが実質的に候補者を指定するかのような動きを呼び、わたしの総裁選出馬にさらなる困難を引き起こしています。
そのこと自体は、どうということもありません。困難はもともと覚悟しています。
ただ、アフリカの公務出張の詳細を報告する時間がどうしてもなかなか作れません。
待っておられる主権者もおられ、催促される主権者もおられ、心苦しく思っています。
▼公務出張の報告は、主権者への国会議員の責任のひとつだと考えています。
細切れになっても、すこしづつ報告していきます。
▼写真のここは、日本から遙か23時間をかけて着いた、コンゴ民主共和国にある国立生物医学研究所です。
中部アフリカのコンゴ民主共和国が、今回の最初の訪問国です。
アフリカにはエボラ出血熱やラッサ熱、そしてクリミア・コンゴ出血熱といった、日本でも感染症法の1類に分類された恐ろしい感染症があります。
このコンゴ民主共和国でも、致死性の高いエボラ出血熱の流行を8回も体験しています。
中国製の武漢熱の流行で、日本国民をはじめ世界のひとびとが膨大な犠牲とともに学習したように、感染症を克服できるかどうかは、人類の現在と近未来を直接的に左右します。
不肖わたしも、専門分野のひとつの危機管理の立場から、関わってきました。
亡き安倍さんは、こうした観点からもアフリカに本気の関心を寄せる、事実上初めての日本の総理でした。
▼そのために、この国立生物医学研究所の所長 ( マイクを持つ人 ) がわたしたち自由民主党・議員団に説明なさったなかにも、安倍総理と開いた国際会議の様子が出てきました。
その画像の最後には、このエントリーで紹介したこの映像もあったのです。
▼わたしたちは突然の安倍さんの笑顔に、驚きつつ、深い感慨を持ったのでした。
そして、わたしは、これもこのエントリーで記したとおり、長い機内と、公務の終わった深夜から未明にホテルで、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』の再校ゲラ直しに懸命に取り組んでいました。
そこに、この笑顔です。
もちろん単なる偶然です。
偶然に過剰な意味を見いだすことは、してはいけません。
そう自戒しつつ、正直、安倍さんのあの懐かしい友情のさりげない表れのようにも感じました。
▼右が所長です。
日本が援助したバイオ研究機器の説明を熱心になさってくださいました。
その左上にある、日章旗を見てください。
アフリカ諸国の感染症対策にとって、日本らしい親身の支援は死活問題です。
同時に、前述の通り、感染症の克服は、日本国民を含め人類の命を左右する重大課題です。
▼さて、きょう8月15日は、朝からまず、靖國神社に超党派の国会議員とともに正式参拝を致します。
それから武道館へ移り、天皇皇后両陛下の親臨を仰ぎ、全国戦没者追悼式に参列します。
そして、台風が交通を止める前に、京都で開く独立講演会のために関西へ向かいます。 ( 総裁選の直前に開く9月の独立講演会は東京で開きます。ここです。右のボタンで直に申し込めます。 )
▼アフリカ訪問中に力を尽くして再校ゲラ直しを終えた『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』 ( 扶桑社 / 全国で発刊となるのは9月7日 / ネット書店での予約はたとえばここ ) は、明日16日から、最後の「念校ゲラ直し」を始めます。ゲラというのは仮印刷です。
ご心配なく、再校ゲラ直しの完成でふつうの本づくりは終わっています。出版が遅れることはありません。
念校ゲラというのは、どの本を出すときにも貫いてきた、わたしなりのちいさなこだわりです。文字通り、「念のための最後の校正ゲラ」を出してもらい、その全文を、おのれの原稿を突き放した客観的な眼で最終点検し、直しを行うのです。
▼主権者のみなさんへの無条件の情報提供である「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、どんなときにもアップをやめません。
最新放送は、これです。韓国の反日運動が偽の少女像をイタリアにも持ち込んでいる問題を告発しています。
ショート動画の最新分のひとつはこれです。学生インターンのまさかのクエスチョンに答えました。
▼アフリカ出張について来ている質問コメントに、簡潔に答えます。
Q1 「去年のアフリカ出張の時は、ブログの配信がそれなりにあって、しかも重厚な内容で、日々楽しみにしていました。今年はそうではなかったので、去年以上に強行軍なんだろうな、と思ってました。再び、現地の強毒な殺虫剤を何本も吸い込んだのでしょうか」
答え このエントリーのこの文章は読んでいただいたでしょうか。
~ ( 一部を引用 ) この「再校ゲラ」直しは、以下の時間、ずっと続けてきた作業です。
( 1 ) 成田からコンゴ民主共和国に着くまでの最初の移動時間およそ23時間
( 2 ) アフリカ諸国で公務が終わった深夜、それに公務が早朝に始まるまでの未明、これが全日
( 3 ) コンゴ共和国の首都ブラザビルから、カメルーン共和国の商都ドゥアラへのルワンダ航空によるフライト2時間10分
( 4 ) ドゥアラからカメルーン共和国の首都ヤウンデへ、陸路を走った5時間半
( 5 ) ヤウンデから、イスタンブール空港へのフライト7時間半
( 6 ) イスタンブール空港での待機7時間
このすべてを通じて続けてきた作業です ~
前回には、この再校ゲラ直しがありませんね。
そして、ブログのエントリーは短いものでも長いものでも、丁寧に時間をかけて書いています。主権者への発信を、完成度の低い文章でおこなうことはしません。
不肖わたしはプロフェッショナルの物書きですが、実はこのブログの執筆がいちばん、時間が掛かります。
主権者のみなさんのことを考え、考え、推敲を重ねます。
エントリーの上に、『日付』として、書き始めた日時が刻印されていますが、それは、一太郎ソフトを使った下書きを終わって、それをコピーしてこのブログの新規投稿欄にペーストし、置いた日時なのです。置いてから、またさらに新規投稿欄での推敲を始めた、その日時に過ぎません。
実際は、下書きの段階から、もっともっと時間が掛かっています。
わたしにも、みなさんと同じく24時間かっきりしかありませんから、今回、ブログを書く時間は皆無でした。
もしも、いくらかでも理解してくだされば、うれしいです。
Q2 「去年のアフリカ出張は、青山さん以外に希望者がなく ( 中略 ) ( 参加議員は結局、 ) 2人でしたよね。今年は、なぜ、他に4人もいたのですか ? 同じ夏のアフリカ出張で、去年と今年の違いはどこにあったのでしょうか ? 」
これも、このブログで何度か明記しているのですが、前回は、参議院の政府開発援助 ( ODA ) 沖縄・北方特別委員会の派遣です。
今回は、自由民主党の日本AU議連による出張です。
したがって前回は、国会の義務です。
今回は、自由民主党の有志議員による公務です。同じ公務ですが、国会派遣よりも外務省の支援などが少なく、困難を伴います。
今回の出張は、わたしにとっても「自由民主党には、票と無縁、利権とも無縁に、アフリカの問題に取り組む議員がこんなに居るんだ」という新しい、意義ある発見でした。
したがって、「前回と何が違う ? 」というご質問も意義深いと考えます。
アフリカへの強行軍による出張は、移動も宿泊も食事も、日本では想像を絶する苦労を伴い、さらにマラリアに感染させるハマダラ蚊との闘いを含め衛生対策も大きな負担となり、痛い予防注射、ワクチン注射も義務となります。
しかも、国会派遣ではなく議連による出張となると、各国の首相や大臣、上下両院議長と公式会談を相次いで行うのに前述のように支援は控えめです。
そのアフリカへ同行した、各議員に敬意と感謝を感じています。
このエントリーにこう記しています。
~ 一緒に諸国を回ったのは、日本AU議連の会長である逢沢一郎代議士 ( 岡山1区 ) 、事務局長の牧原秀樹代議士 ( 埼玉5区 ) 、武井俊輔代議士 ( 宮崎1区 ) 、国光あやの代議士 ( 茨城6区 ) 、江島潔参議院議員 ( 山口県選挙区 ) です。
このなかには厳しい批判を浴びた議員も居ます。
そのお名前も含めてこうやって記すと、ブログには、わたしへの中傷誹謗が溢れます。
しかし、わたしは、人の一面だけを見ず、野党議員であっても誰であっても、一致点を探すという生き方を変えることはありませぬ ~
※ なお、会員制レポートである東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) の全会員にお伝えしておきます。
レポートの執筆としては、すでに完成しているものがあります。
しかし議員会館の青山繁晴事務所は今、お盆休みです。
わたしは、秘書さんには、総裁選のさなかであってもお盆には休んでもらいます。
公設秘書には、ふつうの労働者に確保されている条件を欠くところがあります。たとえば育休どころか産休もありません。そのような労働条件を現場で改善するのも、また国会議員の責任です。
さらに、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) を運営している独立総合研究所 ( 独研 ) もお盆休みです。 ( わたしは独研を8年前に退任しています。レポートは情報収集と執筆だけを委託されて遂行しています )
したがって、レポートの配信はお盆明けになります。
ご諒解くだされば幸いです。