On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2026-01-16 03:52:54
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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主権者のための発信、政府内での改革努力、許可を得ての作家の職務・・・これらすべてと同時進行にて、環境副大臣の所管を完遂します  総選挙後には新たな組閣があり、その直前までの任務かも知れませんが、それは関係ありませぬ  最後の最後まで任務に徹します



▼北海道 ( 道東 ) にある、貴重にして広大な釧路湿原への公務出張の報告、その2です。
 その1は、このエントリーにあります。

 メガソーラーの問題が生じている釧路湿原での現場調査は、1月8日の朝6時40分に出発し、9日の夜9時前に帰着しました。
 環境省の治 ( はる ) 副大臣秘書官と、三浦麻未・公設政策秘書が同行しました。
 現地では、北海道に駐在する環境レンジャーおよび本省の行政官 ( 官僚 ) の計10人がわたしと行動を共にしました。 ( 環境レンジャーにはあなたもなれます。この動画を視てください )

▼釧路湿原そのものを訪れたほか、その周辺で業者がメガソーラーを計画して自治体および住民のかたがたと紛糾している現場の全て、あるいは、別の企業が自治体と住民との合意に基づいて設置しているメガソーラーの複数の現場、さらに丹頂鶴を保護するための給餌の現場、丹頂鶴の営巣地を回りました。

 自治体としては釧路市、釧路町 ( 釧路市とは別に釧路町があります ) 、白糠町 ( しらぬかちょう ) 、鶴居村を丁寧に訪ねて回り、また環境省の釧路湿原野生動物保護センターを訪れて、保護と研究の現場を見せていただきました。

▼釧路湿原にかかわる自治体の首長さんたちは、正直、内心で驚くほどに有為の人材揃いです。わたしが社交辞令は申さないのは、いつもと同じです。
 小松・釧路町長、棚野・白糠町長、大石・鶴居村村長と、それぞれ心の通じ合う議論を交わし、最後に鶴間・釧路市長とも気持ちの通じる有意義な議論をいたして、釧路市役所内で記者会見に臨みました。会見内容は、北海道新聞などに報じられています。

 また上述の釧路湿原野生動物保護センターで環境省と連携している高名な獣医、齊藤慶輔・日本猛禽類医学研究所 代表から、志の高い説明を受けました。
 豊かな実績に基づく、深いお話でした。わたしも問いかけるべきをすべてお尋ねし、そのひとつひとつに丁寧なお答えをいただきました。

▼上掲の最初の写真は、自治体と住民の懸念を受けながら、業者が「着工した」と主張している現場のひとつです。
 業者は、木の伐採をもって着工だと主張しています。
 そこに鹿の群れが入り、皮肉なことに倒された木の皮を食しています。



▼オジロワシも居ます。
 もしも今後、木がすべて伐採されて太陽光パネルに変わってしまえば、当然、こうした絶滅危惧種の保護動物の居場所は、またひとつ、喪われます。



▼一方で、この現場は実は、こんなに住宅地に近いのです。
 白いダウンのコートがわたしです。
 テレビや新聞で見る映像には、この住宅街が、写っていません。
 何事もありのままに、事実のままに、考えることが大切です。

 自治体や環境省によれば、業者が目の前でメガソーラーを計画していることに対して、ここの住民のかたがたには反対が強いとのことです。
 


▼同じ業者による、もうひとつのメガソーラー計画地です。
 たとえば、盛り土がされていることについても、同行の専門家は「なぜ土壌を変えようとするのか」と疑問を呈していました。



▼これは一体、何でしょう。
 上述の釧路湿原野生動物保護センターが工夫して設置した、子供たちがシマフクロウの暮らしを体験できる場なのです。



▼ね?
 この巣箱の模型です。
 前述の齋藤・獣医師のもとで働く若い研究者のかたが、「ほら、こうやって子供たちが中に入って体験できるんですよ」と実演してくださいました。



▼わたしが訪れる前日まで天候が悪かったそうですが、当日は、素晴らしい北の日本晴れが迎えてくれました。
 みなの表情が明るいです。



▼優美な丹頂鶴は、戦前にいったん、完全絶滅したと判断されました。
 原因は、湿地帯の開発や乱獲です。
 ところが西暦1924年に、釧路湿原でわずか十数羽ながら再発見され、以来、100年を超えて給餌をはじめとした保護努力が官民の連携でなされ、現在では、写真のように増えてきています。
 この日も、給餌がなされていました。



▼飛び立つと、さらに優美です。



▼飛び立った丹頂鶴が戻る、川べりです。
 ところが、写真の奥の方でメガソーラーの計画があります。
 環境省は、民間や自治体と連携して、その土地を押さえる努力をしています。
 しかし、憲法の規定などとの兼ね合いからして、さらなる努力や工夫が必要です。



▼釧路湿原を背景に、右が小松・釧路町長、左が佐々木・釧路副町長です。
 小松さんは、頭脳明晰で、創意工夫のできる名町長です。
 その右腕の佐々木さんは、不肖わたしの読者で、ノンフィクションの最新作『絶望を撃つ』にサインをいたしました。みなさんも、明日の希望のためにできれば読んでください。たとえば、ここです。

 この展望台から望む釧路湿原に、メガソーラーのあのガラス面や強い反射光が見えてしまう事態にまでは、至っていません。
 しかし政府が、自治体や住民のかたがたとの連携をさらに強化し、たとえば国立公園の拡張を実現し、そしてそれだけではなく新しい工夫を重ねていかなければ、取り返しのつかない、想像を絶する破壊もやがて来ることが深く懸念されます。



▼わたしと語らう棚野・白糠町長です。
 大自然と共に生きつつ、豊かで斬新な工夫で町を護り、良き発展をさせる、これも名町長だと考えます。



▼棚野町長の創意工夫は、ユーモアもたっぷりです。
 これは太平洋を望む、男子用トイレです。
 トイレの写真で申し訳ないですが、徹底的に綺麗に清掃されたトイレです。



▼白糠町役場では、職員が総出で出迎えてくださって、驚きました。
 それにしても、白糠町のありとあらゆる食べ物が美味しいのには、感嘆しました。
 たとえば、「ホテルまつや」のレストランの若いご主人がつくったプリンは、信じがたい美味しさです。

 わたしも治秘書官も神戸っ子、神戸生まれです。
 神戸は洋菓子の街、だから神戸のプリンがいちばんだと子供の頃から信じてきました。
 ところが、この白糠町のプリンをひとくち食べただけで、わたしは「これが世界一だ」と降参しました。



▼こちらは、ツルを護る誠実な村長、大石さんです。
 村はその名も、鶴居村です。



▼丹頂鶴の給餌の場から、壮大な雌阿寒岳が噴煙をあげる姿が望めます。



▼わたしの左隣が鶴間・釧路市長です。
 精気に溢れた、話しやすい市長さんです。
 向かって左側が釧路市の幹部のみなさん、、向かって右側が環境レンジャーの面々です。

 わたしのすぐ右隣は、環境省の釧路自然環境事務所長にして環境レンジャーの岡野さんです。かつてのフランスの名優、ジャン・ポール・ベルモンドとそっくりのナイスガイです。



▼全日程の最後に記者会見に臨みました。
 共同通信の釧路支局の若い女性記者もいらっしゃいました。 ( 写真の右奥 )
 釧路支局は、同期の水谷くんの初任地で、東京生まれの彼が「寒くて寒くてこたつに潜り込んで、ようやく生息してます」という葉書を、わたしの初任地の徳島へくれたのを懐かしく思い出しました。

 水谷くんはその後の長い歳月ののちに、共同通信の社長に就任し、参議院議員・兼・作家となったわたしは水谷社長をお招きし、青山千春・東京海洋大学特任准教授と一緒にお祝いしました。

 記者の質問には、予定時間を超えて、すべて丁寧にお答えしました。
 地元紙に掲載された記事は、三浦麻未・公設政策秘書が集めてくれて、拝読しました。
 基本的に公平な報道ぶりだったと思います。

 わたしが「オールドメディア」という言葉を15年ほど前に言い始めて、昨年に流行語大賞になったりしたのは、こういう若手の記者諸君に危機意識、改革の志を持っていただくためです。



▼さて、突然、全然違う画像です。
「リハック」 ( ReHacQ ) からオファーがあって、動画収録に参加しました。
 それがかなり前に公開されています。
 これは、後編ですね。前編も公開されています。

「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新の収録は、きのう1月15日におこないました。
 公務のわずかな隙を狙って、収録するので、正直、苦しいです。
 それでも、きのうも合計6本を撮りました。衆院解散、ベネズエラのその後の驚き、原子力規制庁の中国でのスマホ紛失など、主権者のみなさんと一緒に考えねばならない問題がてんこ盛りですから、気力と体力を振り絞って収録するしかありません。
 しかし、広告収入は受け取りませぬ。

 ゆうべにまず1本をアップしました。テーマは当然、衆院解散です。ここです。
 学生インターンの増野優斗くんの、疲れを知らない、遠慮も知らない ( わはは ) 求めに応じて、ショート動画も同時に収録しました。
 これも何本も撮りました。

 2月に福岡で開く独立講演会の募集もとっくに始まっています。
 福岡開催は、そう多く無いので、どうぞお出でください。
 ここです。
 あるいはこのボタン
を押して質問を書き込んでください。
 
▼この会員が、献金ゼロ、パーティゼロ、企業・団体の支援ゼロのわたしを支えています。会員制レポート「東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) 」は、新年の第2弾レポートを配信済みです。
 第3弾を、これまでと同じく移動中の飛行機や揺れる車のなかで執筆中です。

 個人で会員になることを検討してくださるかたは、このボタン個人会員希望の問い合わせを押してください。
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▼釧路でもずっと考えていました。
 東京コンフィデンシャル・レポート  (  TCR  )  の会員と、議員会館の青山繁晴事務所から自由民主党に入党してくださる主権者と、作家としてのわたしの読者が、不肖わたしの支柱の三本柱です。

 入党を考えてくださるかたは、ここです。
 入党されても義務は生じません。総裁選で投票することをはじめ権利だけが生まれます。党員になってくださった方々のために、総会も開いて、お逢いしています。

 いちばん読んでほしい小説が、これです。『やさしく夜想の交叉する路』です。
 いちばん読んでほしいノンフィクションが、これです。『絶望を撃つ』です。
 戦う日本女子を応援して、タイトルの命名と監修をいたしたのが『ぼくらの祖国 おんな版』です。
『ぼくらの祖国 おんな版』は、明日1月17日に開く出版記念フォーラムに、わたしも参加します !



 
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